北朝鮮短距離弾道ミサイル10発発射
北朝鮮が日本海に向け短距離弾道ミサイルSRBMを約10発発射。韓国軍合同参謀本部や防衛省の発表によると、SRBMは約350キロ飛行し日本海のEEZ外に落下した模様。「KN25」の可能性も指摘されている。北朝鮮軍による一度に10発の発射は、弾道ミサイルでは史上最多レベルであり、これは多数のミサイル同時多発の能力を世界に証明するもの。KN25ならば、多連装放射砲であるため、発射車両を複数用意すれば可能な発射数である。
北朝鮮による核開発も進み、核弾頭、核ミサイル配備の段階が近づいている、またはすでに北朝鮮が過去に宣言したように一部配備済みと見られる。核拡散防止の意味でも、東アジア、日本の安全保障の意味でも、すでに放置して見過ごしてはならないレベルに達しており、北朝鮮の弾道ミサイル発射、核開発、核ミサイルの配備を外交努力により阻止するアプローチは、アメリカや中国も加えた多国間フレームでも三度引き続き模索されるべきである。
(※この投稿は、朝日新聞デジタルのコメントプラスに日本大学危機管理学部・福田充研究室がコメントした記事を加筆修正したものの転載です。)
https://www.asahi.com/articles/ASS5Y75M9S5YUHBI008M.html