見出し画像

Mリーグ6/18 第1試合(南1局まで) 朝倉の役満成就の傷とは?

1回戦は朝倉×近藤×多井×岡田の対戦となった。

東1局0本場 多井の最速

意外だった近藤の第一打↓

画像1

左手に隠れてるのが8m。その8mを第一打に切ったんだよね。たしかに1s9sトイツがあったらピンフにはならない。しかし、それでも第一打には1mを切るもんじゃない?

こういうのを見ると、俺が書いたひなたんの1m4m1p5pとあるところから1pを切ったのは基本の欠如というのも、価値観の相違ってことになるのかね?

岡田の第一打↓

岡田1

ここから2s。こういうのはホンイツやメンホンチートイを見てるから、1pを切らないのはわかるんだけどね。

近藤の2巡目↓

画像3

2mを引いてツモ切り。マンズメンツを増やそうという気がないのね。こういう感覚は俺にはわからないんだよな。

去年の10月に近藤が大三元をアガったとき、こんな配牌↓から

近藤過去1

いきなり5mを切った。

すると5巡目、藤崎に5678m待ちのマンズのホンイツテンパイが入ったけど、近藤はそれをすり抜け、大三元を成就させた。

近藤過去2

それに通じるものがあるわ。詳しくはこれ↓を。

【Mリーグ】すごすぎる近藤「何切る」 ミラクル大三元を実現させた第一打は? 50代後半オヤジが見せる才能の輝き 10/11対局より

この局の近藤は、あまりアガる気がなかったみたいね。手がイマイチだから様子見の局にしたと。第一打の8mを見てそう思ったと、解説の瀬戸熊が言ってた。

さらに瀬戸熊は、岡田について面白いことを言った。

瀬戸熊「シーズン中、格闘倶楽部が高宮さんの使い方が上手かったんですよ。ほんとに厳しい場面で、各チームがエース級を出してる場面で、わざと高宮さんを出してきてトップを取ったことがあってすごく印象的だったんですよ。ですから、逆に岡田さんはトップの可能性高いと思うんですよね。この半荘に関しては」

さて、どうなるか?

6巡目、多井の手↓

多井1

みんながドラの南を1枚ずつ持ってる局面で、ここから先頭で南を切った。そんなの当たり前のようだけど、他の選手はみんなここからオタ風のドラを切ってるかな? そうでもないよね。

マンガン以上を作る種は大事だけど、ここから他の牌を切るのはロスが大きすぎる。こういう現実主義も大切だわ。

多井は次巡こうなり↓

多井2

場に2枚切れの東を切るかと思ったら3m切り。ほんと現実的だよな。たしかに、ここから東を切ると、ソーズの一通などへの変化がなくなる。

そしてこうなって↓

多井3

8s切りリーチ。14s待ち。最速じゃねーか。

このリーチは山に5枚生きだったけど、ツモれず流局。

瀬戸熊「珍しいですよね。多井さんはこういうの、だいたいツモってきましたけど」

ここから先は

5,456字 / 52画像
この記事のみ ¥ 183

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?