見出し画像

【現代麻雀への道】36 パオの由来

大明槓の責任払い、どっちがホント?

あなたがション牌の9mを切った。すると、A君がその9mをカン。そしてリンシャンカイホウでツモアガリしたという。

なかなか暴力的なアガリだが、それはさておき、これはあなたの振り込み扱いとなるのだろうか?

竹書房公認のルールでは、リンシャンカイホウは常にツモアガリとして扱う。しかし、大明槓(アンコから他人の捨牌をカンする)なら、責任払いという決めも世間には多い。いったいどちらが正しいのだろう?

この問題はけっこう根が深い。単純に採用している人数で決めようとしても、勢力は二分していて、どちらが多效派ともいえないのが現状だ。

だが、責任払いについて考えてみると、疑問を感じないだろうか。ション牌を切っただけで、なぜその結果に責任を取らねばならないのか。ション牌を切ることは、責任を問われるほど特別なことなのか?

これは振り込みと同じように考えると納得いくかもしれない。誰も止めようのない牌だとしても、振り込んだ人は全額を払う。だから大明槓の場合にも、結果に対して責任を取るというわけだ。

ここで筆者なりの結論を出してしまうと、これはどちらが正しいかというよりも、古いか新しいかの問題となる。つまり責任払いは古いルールなのだ。

※この文章だけ単品で100円で買えますが、このシリーズの37回(本1冊分)がマガジンで1000円となっています。

ここから先は

961字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?