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Mリーグが赤なしを採用していた世界線はあり得たか?

今回も黒肉棒さんnote↓を受け、

スリップストリーム走法で、同じ問題を考えてみましょう。

※サムネは赤3枚切りでリーチした白鳥の捨牌。手牌はこうでした↓

まずは結論から

まずね、結論からいきます。タイトルの「Mリーグが赤なしを採用していた世界線はあり得たか?」

ないです。ぼく的な答えはそうなります。

なぜか?

Mリーグって長所も短所も番組であることなんですよ。

つまりね、Mリーグには、麻雀プロの世界を食えるものにしようとか、麻雀をもっと広めようとか、大きな志はないです。いや、あるっちゃあると思いますけど、その前に大前提があって、Mリーグという番組の視聴者をいかに増やしてスポンサーを取れるようにするか。つまり番組の成功です。

Mリーグの長所とは番組としてよくできていることであり、短所は番組以上のもんじゃないことです。

Mリーグが2018年に発足したとき、早い段階から決まってたのは、チーム戦、ドラフト制、ユニフォームなどの番組としての全体デザイン、そしてルール的には赤あり、全自動配牌卓。ここらへんじゃないですかね。それ以外の細かいこと(ルール等)はその後も追加されませんでした。

この特徴を言語化すると、スピード感、絵ヅラの良さ、ポピュラーさ。そんなふうにまとめられると思います。

麻雀の細かいルールとか、そういう部分にはこだわりを感じません。あまり興味ないんじゃないかと思います。いちおうあるのは、ダブロンが採用されてないこと、オーラス親のアガリ止めがないこと、その2つかな。この2つは雀荘ルールに妥協せず競技的にした感じしますね。

2018年の発足時点で、今のようにライト層を取り込むことは目標としてはあったはずですけど、まずは何よりも既存の麻雀好きを取り込むこと。

他の多くの対局番組とは違って芸能人中心にせず、麻雀プロの番組にしましたけど、既存の競技麻雀そのものとは違う。改良しようとしました。

アベマではMリーグ前にRTDリーグという対局番組を2年間やってました。そのときは、赤なし、全自動配牌じゃない卓でした。

Mリーグを開始するに当たって、この2つは重要な改良点だったはず。

番組作りというのは、まずは麻雀の内容よりも、どういう視聴者層にどんな見せ方で見せるか考えるはず。スピード感を重視したんですよね。なので、赤あり、全自動配牌卓は必須だったんじゃないかと。

赤なしを採用してたら?

赤あり、赤なし、どっちが面白いかという私見は差し控えますが、世の中の麻雀は9割以上が赤あり。これは間違いないです。

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