橋本杯

小口のスポンサーは見つかる 橋本杯の実践から【たそがれ麻雀放浪記】

橋本杯という大会がある。
年に1回ずつ、過去3回あった。今年は未開催。

自分の名前をつけた大会で売名風だけど、それは名前だけ。
ものすごく参加者に献身的なんだわ。

橋本

橋本さんって、全日本なんちゃらって自称麻雀プロ団体の一員だから、そこの人たちが手伝ってる。

まずね、2年前にペア戦の大会が行われた。参加費は2000円という破格の安さだったようだ(よく覚えてない)。

そして一昨年の秋に2回目が行われた。参加費4000円。

参加者の満足度はかなり高かったと思う。気前がいいんだよね。いろんなグッズなどをじゃんけんでどんどんあげてしまう。

俺は運営側ではなく単なるゲストなんだけど、最初から声をかけられてたから頭を絞った。
優勝賞品として、他の大会にないものを作りたい。考えに考えた結果、上位2名は翌日にゲスト2名(俺+zeRoさん)とセットする権利をゲットできることにした。ルール、レートはすべてリクエストに従う。こんなん、自分で発案したからやったけど、相手から言われたら嫌だわw 2日間になるから。

ウヒョ助さんの漫画への登場権って賞品もあったな。それが第3位。これもウヒョさんの無料提供だった。

なんと第3回目はゲストのzeRoさんが優勝した↓

橋本杯2

こんな楽しそうなレポも書かれてる↓

【麻雀大会レポ】橋本杯に参加してみた~リアル麻雀の本当の面白さ

俺も書いてるな↓
【麻雀】なぜ橋本杯は120名集めることに成功したか
【麻雀】橋本杯の収支

参加者の満足度は高かったにも関わらず、参加者じゃない人からボッタクリと言われたことが橋本さんはいたく気にさわったらしい。

翌年は参加費を3000円に。
前年の4000円でも橋本さんが8万5000円の赤字をかぶったというのに、なぜ値下げするのか? 頭おかしくね?と思った。

それがそうじゃなかった。スタッフの藤原ジェットシンさんという人が、いろんな企業を回った。それが200社といってたと思う。まるで仕事じゃねーか! いや仕事でもそこまでできねーぞ(;^ω^)

するとね、スポンサードしてくれる企業がいくつもあったそうな。ドリンク企業とか。けっこう話を聞いてくれるという。そしてスポンサードも。

一般に、商品提供はけっこうしてくれるもの。でも、資金提供はすごくハードルが高くなる。それが俺の認識だ。

でもね、資金提供までしてくれた企業もそれなりにあったみたい。

ここらへん、くわしい話はしちゃいけないらしく、また俺もくわしい話は聞いてない。この大会だけじゃなく、全日の普段の活動に対してのスポンサードでもあったとか。

今、正式なプロ団体は5つということになっていて、Mリーグはその5つの団体からしか参加できない。

そこには入れてもらえない全日に、既存のプロ団体ではできなかったことをやる人材がなぜか出てきたのだった。

あと、ユーチューバーとしてブイブイいわしている平澤さんも同じく全日。この2年くらいのマイナビの麻雀戦術書における平澤さんの占有率は50%くらいあるから、やはり特異な能力があることは事実だろう。

今、Mリーグがでかいスポンサーをいっぱい集めてる。麻雀の世界で、ここまでの規模のものは初めてだ。これまで麻雀プロの世界では、スポンサーがいないというのが最大の関門だった。井出さんなど過去の人たちは、その壁に敗れ去ってきた。

でもね、足を使って200社ほど回ってみたら、じつは小口のスポンサーはけっこう見つかるらしい。麻雀関係の仕事にドップリつかるようになって何十年にもなるけど、こんな話は初めて聞いたわ。


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