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【現代麻雀への道】28 古中国の戦術

世界最古の麻雀小説に高等戦術が

「麻雀は運をやり取りするゲームである」。この考え方がいつからあるかというと、日本に麻雀が伝来する前までさかのぼる。

麻雀発祥の地である中国では、戦術といえばほとんどが運の話だった。

中国最古(ということは世界最古)の麻雀小説とされる「九尾亀(きゅうびき)」には、当時の戦術がはっきりと表れている。

とはいえ、これは麻雀専門の小説ではない。清朝末期の富裕階級の内幕を暴露した、いうなれば社会小説である。1910年ごろ、張春帆(ちょうしゅんぱん)という人により上海で出版されたという。

さて、その麻雀シーンだけ、かいつまんで紹介しよう。

現在、Aがバカヅキしている。けれども一緒に打っているCはアガリを急ごうとせず、チーできる2sやポンできる9mが出ても鳴かずにいる。と思うと、その後から7mをポンしたりしている。

後ろで見ているBはその打ち方に納得できず、クドクド文句ばかりいっている。

すると次の局、またもAがすばらしい手をアガったのだ。

と、そのとき、Cも手牌を 倒した。みごとな頭ハネだ。

そしてCは語った。ここからが引用になる。

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