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アウトレイジvs復讐鬼と化した老ゴロ【天鳳名人戦3節4回戦】

弱すぎる俺(´;ω;`)ウッ…

先日行われた天鳳名人戦の第3節。
1回戦、オーラスに痛烈なデバサイを打ちこんで3着。
2回戦、順調な2着。
3回戦、またもやラス前に痛烈なデバサイを打ちこんで3着。

半荘3回で痛烈なデバサイを2回も打ち込んでいる俺。
選び抜かれたこのメンツで、こんなの俺だけなんじゃ?
俺ってスタバのなんちゃらフラペチーノより甘いんじゃないか(´;ω;`)ウゥゥ

ここは用心せにゃ。
最終戦にラスってしまったら最悪の日になる。
最終戦は3着でいい。

逆に、最終戦にラスらなかったら、つかねー日だったと忘れてもいいだろう。

4回戦。
上家にはまたもアウトレイジ。

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どっかの会社の営業らしいけど、きっと時代遅れのオラオラ系営業だろう。
今の時代にそんなの許されるのか?
どっかの役所にチクってやったら天鳳名人戦を出禁にならねーかな。

うう、そんなことを考えてても、この4回戦には間に合わねー。
今はこの老いさらばえた身体でアウトレイジと渡り合うしかない。

豆ダマで勝負だっ

東1局、3巡目に対面の羊が9pをポンしたら、全員がション牌の字牌を我先にと切り出す。
お前ら、真面目に打てや!
どれか字牌をポンしようとしてるやつに、なんでわざわざ字牌を鳴かせにいくんだよ。
そーゆー打ち方をするのは俺だけでいいっつーに。

昔の麻雀プロは、こういう字牌をポンさせにはいかなかった。
今はみんな辛くなった。
老ゴロは消え去るのみ、か。

さてこの局、俺は8巡目に高目ピンフ三色ドラ1をテンパイした。

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普通ならリーチだろう。

ダマにしてドラの2mを引いてシャンポンに受け換え、そのあと7mを引いて3メンチャンにして、ダマのままハネマンをアガる道を夢想したけど、果てしなく遠い。
まさに夢想だ(;^ω^)

だが、自信なくてリーチできねぇ(´;ω;`)ウッ…
高目でアガれる気がまったくしねぇ。

この手をダマにして安目でアガったら最低だよな。
そういうのを豆ダマと呼んでさんざん馬鹿にしてきたのが俺じゃなかったか?

いいわ。
大事なのはプライドじゃない、目先の点棒だ。
打ち方なんて何でもいい。

麻雀の戦術なんて流行モノだから、いずれ豆ダマ打法を流行らせてやるわ!
麻雀はダマだ。

すると……、おお!神は俺を見捨てなかった。
アウトレイジが3mを切ってきた。

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るぉぉぉぉぉぉんんんんんん!!!
デバサイ、マンガンだぁぁぁあああ!

憎い憎いアウトレイジからマンガンをゲットした。
やったぜ!
天鳳の神様は暴力男よりも老人をお好みらしい。

このアガリについてネマタはこう書いている

安め6mが2000点止まりですが、高め3mが目立つ仕掛けをしている南家の現物であることもありダマを選択。リーチしても西家からアガれてそうですが、その場合は9mを切っていてドラ2mであることから6mが切られてそうです。

いやいや、そんな立派な理由じゃねーから。
単なるビビりのダマだ。

いいんだよ。
麻雀は結果がすべてだ。
ネマタが書いてる通り、俺がリーチしてたらアウトレイジは安目の6mを切ってきただろう。

俺は勝った。
ダマにしたおかげで、逆に高くアガることができた。
神様を味方につけたのだ。

麻雀は頭で考えちゃいかん。
何も考えず地道にやっておけば、いい結果が出る。
なんかプロ連盟ロートル勢みたいな麻雀観だけど、結果がよければそれでいい。
森山さん、ありがとう!

人生ってちょろいもんだ。
こうして俺は痛烈なデバサイを2回も打ち込みながらも、またもやマンガンゲットという最高のスタートを切れたのだった。

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