次に来るのは弾圧時代？【しょぼくれ中年ダイアリー】12月17日

コスパが現代の神

藤沢数希さんという人のnoteを月額購読してます。
これがすごいんですよ。実利特化で。

この人は恋愛工学ってやつを広めた人として知られています。恋愛工学というのは、人間はオスとメスの行動という点ではグッピーと大差ない。だから、女とやりたかったら、相手を尊重しようなどと馬鹿なことは考えず、グッピーのオスがいかにメスと交尾してるかと同じように考えたらよろしい。それは一般的に広がっている恋愛の物語などとは逆の法則によって支配されてるよって話です。

実践的にはだいぶ使えるようで、何人かの女性に意見を聞いたら「当たってると思う」と。彼のメルマガは信者の巣窟になっていて、信者たちは工学徒と呼ばれるそうです。

彼のメルマガ（noteの月額購読と中身は一緒です）は、①女とやる話、②コスパのいいレストラン、③効率いいPC等の情報、④英語、⑤株を中心とした世界経済の動向、⑥中学受験と大学受験、という６つの話題ばっかなんですけど、そのすべてがいかにコスパよく美味しい目にありつくかなんですね。

たとえば、現役副大臣が美人上智大生と一発やったら10万円の愛人生活をしてて、さらに強請られてた事件が発覚したけど、これも結婚と比べたら誤差の範囲。それほど結婚は高くつく。だから結婚には気を付けなきゃいけない、みたいな話ばかりです。

この人はまぁ特殊な例かなって気もしますけど、世の中、実利特化、コスパ最優先という風潮は確実にあると思います。麻雀だってそうじゃないですか。これはぼくもそういう風潮を広めた張本人の一人ですけど、何らかの型がある道を行くっていうのは90年代の雀鬼流までで、今は実利特化になっています。

女性の好むエンタメは実利特化という感じでもなく、愛をひたすら求める感じになってる気がしますが、世の中がせちがらくなってることは確かだろうと。

今の時代はいつに似ているか

歴史はくり返すといわれます。これはあまり確かな話じゃなくて、老人の知恵程度のものかと思いますけど、その傾向はあると思います。テクノロジーはどんどん進んでいきますけど、人間という生き物は賢くなることも馬鹿になることもないですから。

今はいつの時代に似てるんでしょう？

ズバッと断言できるほど歴史に詳しいわけじゃないので、思いつきレベルの話なんですけど（というか、どんなに詳しくても、こういうのは知識の問題じゃないと思いますが）、江戸時代の化政文化のころじゃないかと。