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自分と他人との線引き

2001年9月に起こった911テロは、現在のコロナパニックと同じく、当時の留学生、ワーホリにとって大きな決断を迫られる出来事でした。

オーストラリア到着した当初、かれこれ19年前の話ですが、「日本に帰国するか?」「ここに残るか?」を私もハゲそうなくらい悩んだんです。

周りにいた大人たちはいろいろなアドバイスをしてきました。

・押しつけがましい
・謎の正義を振りかざしている
・上から目線

そんなとんちんかんな助言もあったなぁ、、、と共同マガジンの相棒・オサムちゃん(@036_writer)の記事で、当時の「なんか嫌」という感情を思い出しました。

何が正解で何が不正解かなんて、当事者の事情や環境や考え方による。他人にわかるわけがない。

それなのに他人が気になって、一方的に意見の押し売りをする人って、自分と他人の線引きができてないんじゃないか、って思ったんですよね。

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他人の行動や意見が気になって仕方がない、他人が自分と異なる考え方を持っていたら何か物申さなければ気が済まない、そんな人たちからおかしなリプやDM、ブログのお問い合わせフォームからメールをもらうことがあります。

さらに、他人の気分をわざと害するような発言をする人もいて、気持ちが萎えることも。(もう慣れたので5秒で復活しますが)

他人が気になる心理は、

・自分を正当化したい
・自分に自信がない
・自分の人生に向き合えていない
・他人に意見することで劣等感を埋めたい
・相手に対する嫉妬
・かまってほしい
・暇

こんなところでしょうか。

つまり、満たされてない人ほど他人にごちゃごちゃと干渉してくる、ってことで間違いない、と私は思います。

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自分以外の誰かの「真実」って知ることは不可能です。ましてやネット上では本来の姿のほんの一面しか見せてないわけで。

だから、いちいち議論をふっかけたり、批判したり、文章のあら探しをしては指摘するのって、無駄な行為以外のなにものでもありません。

そもそも、他人とわかりあうことなんて不可能。

自分と異なる考え方がタイムラインに流れてきても「へぇー、そういう考え方もあるんだね」くらいにスルーしとけばいいのに、と思うんです。

それができない、ってことは心の余裕がない証拠。関わってはいけない人として認定します。

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それでも、きちんと自分と他人の線引きをした上で、相手を慮る優しさを持つ人も多いのも事実。

相手が求めてもいないアドバイスや批判をして優越感に浸るタイプの人はミュートしちゃえばいいと思ってます。

ほっとくのも愛情や信頼の一種なんですよね。

この共同マガジンの相棒は私が「こんなことがあってさー」と話すと、内容の良し悪しに関わらず「ウケる」の一言でやりとりが完了することも。

でも、質問すればきちんと答えてくれるし、助けて欲しい時は力になってくれるから実はいい人なんです。(たぶん)

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それぞれの立場でそれぞれの不安や悩みと戦っています。

「相手の本当の気持ちや状況はわからない」と理解するのが大切で、勝手に妄想して、勝手に正義を振りかざすのってどうなの?

今は、普段の生活が崩れていく恐怖や先が見えない不安、母国に帰るに帰れないストレス、、、様々なネガティブな感情を抱えて過ごす日々。

こんな時だから、私はみんなで「ヨシヨシ」し合えるような甘ったれた環境をせめてSNSでは作っていきたい、と切に思います。

丶(・ω・`) ヨシヨシ



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