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「事業×ファイナンス×ITの3本柱でM&Aを変えていくアドバイザー」を目指して

この記事はM&Aクラウド アドベントカレンダー 2021の19日目の記事です。

どうも。M&Aクラウドの福田 一樹です。アドバイザリー業務を担うM&A Cloud Advisory Partners (MACAP)に所属し、スタートアップ中心にM&Aや資金調達のハンズオン支援を行なっています。

今回のM&Aクラウドのアドベントカレンダーは「テクノロジー」がテーマです。どんな記事を書こうかな〜と考えている中で、ふと頭に浮かんだ言葉がありました。

■事業×ファイナンス×ITの3本柱でM&Aを変えていくアドバイザー

このワードはWantedlyのM&Aアドバイザーの募集ページのタイトルに書かれている言葉です。
(絶賛採用中なので、興味がある方はお気軽にご連絡ください!)

この「事業×ファイナンス×IT」という3つのスキルについて、M&Aアドバイザー視点で見てみると、当然「ファイナンス」は専門領域であり、また、M&Aクラウド自体がスタートアップなので会社/事業部の成長を目指した「事業作り(サービス作り)」と、ここまではイメージが湧きやすいかと思います。

一方で「IT」に関しては、世の中の多くのM&Aアドバイザーはプログラミングができるわけでもないと思うので、M&Aクラウドでどういう経験/成長が出来るのかイメージが掴みづらく、少しフワッとしていた部分があるかなと感じています。自分自身が転職を決めた時もそうでした。

そこで、アドべントカレンダー執筆にあたり、M&Aクラウドに入社してからの約1年半の間に「IT」に関して自分がどんなことをやってきたかを少し振り返ってみることにしました。

■どういう経験をしてきて、何を感じたか

シンプルに言うと、業務効率化ツールを中心にマーケティングツール等にも触れる機会があり、ITツールを使う力は格段に向上したと感じています。

バナーに載せているツールは転職してから自分が使ったツールの一部です。

他社のM&Aアドバイザーは触れたことがないツールも多いと思いますが、M&Aクラウドのアドバイザーはみんな使っています。

すぐに使いこなせるツールもありますが、中には苦労するものもあり、Zapierなんかはデスクでブーブー言いながら作業した記憶があります。

「何ができるツールか分かっていれば、作業は得意な人に任せれば良い」というのも一理あるのですが、個人的には自分でやってみることが非常に大事だと思っていて、振り返ってみると、アウトプットを伴うインプットの方が圧倒的に身に付いている感覚があり、最近はより一層自分でアウトプットしてみるというのを意識するようになりました。

MACAPのアドバイザーがどんなことをしているのか具体例がある方が良いと思うので、今回は僕がHubspotを使って、めっちゃシンプルな作業でめっちゃ苦労してる話を共有しようと思います。

典型的な文系人間 かつ MACAPの中でもテクノロジーには疎い方だと自負している僕が、今回Hubspotを使って頑張ってる話がどなたかの励みになれば幸いです。

■僕がHubspotを使ってやったこと(メールマーケ)

最初に僕がHubspotを使ってやったことを整理すると、こんな感じです。

【目的】
MACAPが取り扱う売却案件をメルマガ形式で発信し、より多くの買い手企業に興味を持ってもらう(マッチング数を増やす)。

【手段】
M&Aクラウドのプラットフォーム利用企業向けにHubspotを使ってメルマガ形式で新着案件を配信。

【オペレーション】
①メルマガを受け取った買い手企業は案件に興味がある場合は「案件情報の送付を依頼する」をクリック。

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②クリックされると、Hubspotで設定しているワークフローで自分のSlackに通知を飛ばしつつ、スプレッドシートに会社名 / 担当者 / メールアドレスが整理されていくという非常にシンプルなもの。

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慣れている人からすると簡単な作業だと思うのですが、メールマーケも初めて、Hubspotも初めてだった自分にとってはクリアーすべきことが多く、本業であるアドバイザリー業務をやってなかったんじゃないかと思うくらいHubspot触ってた記憶です。思い通りにいかないことが多く、何度もキレそうになってました。

決してHubspotが良くないのではなく、出来が悪かったのは僕なので、その点はお間違いなく。

■Hubspotを使うことになった経緯

上述したメルマガ施策をやろうと思い立った時、当初は他部署が使っていたメール配信ツールを活用しようとしていました。

すると、PdMの徳本さんから「それならHubspotが良いと思う!誰がメール見てるかも分かるし、リンク踏んだのも分かるので、送りっぱなしよりメールマーケっぽくやれば今後データが使えそう!」という提案がありました。

Hubspotで何が出来るのか正直あまりよく分かってなかったのですが、イケてるツールであることは分かっていた僕は「オシャレなツール提案してくれるやん。10 Playerを目指すためにも使ってみるか。」と思い、Hubspotに初めて触れることになりました。

※ちなみに10 PlayerとはM&Aクラウドのバリューの1つです。

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今回は僕が苦労したことを2つ挙げてみます。

・苦戦① 読んでもらえるメールとは?

皆さんもそうだと思いますが、僕自身もメルマガをよく受け取るので、『良い感じのメルマガ』と『ダサいメルマガ』があるなぁと思っていたのですが、いざ自分で作った最初のメルマガは圧倒的後者でした(残しておけば良かった)。言語化が難しいのですが「なんか絶妙にダサい」という状態です。

「なんかダサい」を払拭すべく、何度も自分宛てにテストメールを送ってPCと携帯から見て修正という作業を重ねましたが、自力の限界を迎えたので、デザイナーの池田さんに相談して、行間設定やフォントサイズでメリハリをつけてもらうと一瞬で良い感じのメルマガ(=可読性の高そうなメール)に変貌しました。

「なんでこんなことに気付かんねん」と思いながら、社内に気軽に相談できる他業種の人がいて良かったーと心から思ったタイミングでした。 

1 Teamって大事ですよね。ちなみに1 TeamもM&Aクラウドのバリューです。

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・苦戦② 【最難関】ワークフローの設定

今回のHubspot作業の9割がこのワークフローに振り回され続けたと言っても過言ではありません。

10月にやろうと決めて、11月に入って、ようやくメルマガ施策がスタートできました。

記念すべき第一弾が発信され、Slackに通知がバンバン来ることを期待していたのですが全く来ない…

「案件が良くなかったのかな?」といきなり言い訳が思い浮かびましたが、とはいえゼロはありえない。ワークフローを確認したところ、完璧に設定したはずのワークフローが機能していませんでした。

なんでや?と思いながら、色々自分なりに触っていると、手動でワークフローにリスト登録してしまい通知の嵐。自宅で慌てふためいてました。
近藤さんすいませんでした笑

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その後もうまくいかず、Hubspotのカスタマーサクセスの方にチャットや電話で質問しまくって1つずつ対応していきました。各サービスにはオンボーディング、カスタマーサクセスのチームがあるので、初心者でも聞きまくれば何とかなるものです。

その後も色々と質問しながら進めていったのですが、僕は無知っぷり全開で、例えば「xxxxx@●●●.comはLPを踏んでるようですが、ワークフローの履歴に出てきていない」ことが分かり、いつもの如くサポートの方に質問すると、以下のような回答がありました。

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僕の頭の中では「あ〜リダイレクトがかかっているのか・・・ん?リダイレクト?」となり、この後も何が起こっているのか状況理解のための質問を連発しているのですが、恥ずかしくてお見せ出来ません。笑

こんなやり取りを繰り返して、時間はかかりましたが、僕でも何とかHubspotでのメールマーケの基礎 of 基礎はマスターでき、今後はMACAPの新着案件が買い手企業にどんどん発信できるようになりました!

Hubspotのサポートの方はいつも迅速かつ丁寧に対応してくださるので、めちゃくちゃ助かってます!

もし、僕の渾身のメルマガが見たい方はこちらから登録(無料)してみてください!これからガンガン発信していきます!

■M&Aアドバイザーがテクノロジーを使うということ

今回はHubspotの事例を出しましたが、Zapierを使って業務効率化をした時もRedashでデータを見える化した時も、最初はかなり時間がかかった記憶があります。

MACAPにはSQL(データベース言語)を書ける人や自分でプログラミングを勉強している人もいるので、ITスキルの差はありますが、僕自身が大事だと思っているのは、時間が掛かっている作業を発見したときに「効率化することができないか?」と考えられるかどうか、新しいツールを使うときに自分が手を動かしてみることが出来るかどうかだと思っています。

今回のnoteを書き終えてみて「こんなシンプルな作業に何でこんな時間かかってんねん」と自分でツッコミを入れたくなりましたが、最初はこんなもんです。2回目はもっと早くできます。それで良いんです。それが成長です。

あー、もっと新しいことやってみてぇ。

■絶賛採用中

最後に真面目な話をすると、M&Aクラウドはまだ50人規模の会社なので、良くも悪くもメイン業務以外の仕事に触れる機会も多いです。

今回紹介したHubspotでのメールマーケに限らず、最近は採用活動にも関わっていますが、もちろん採用経験もないので手探り状態です!

その他にも採用セミナーに向けたSNS広告の運用やCanvaを使ってバナー作成もやりました(バナーはデザイナーに見せたら跡形もなく消えて、めっちゃカッコいいのが出てきました)。

M&Aクラウドは直近で10億円の大型調達を行っており、記事の中にも書いている通り、さらなる事業拡大フェーズに突入し、採用をガンガン進めていきます。

今のフェーズでジョインすると、自分次第で本当に色んな仕事ができます。仕事の幅を広げる上で「1回自分でやったことがあるかどうか」の差は非常に大きいと思います。

M&Aクラウドに興味がある方は是非お気軽にご連絡ください!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

次回のアドベントカレンダーはコーポレート本部長 斎藤さんです!

お楽しみに!!!

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