ワークとライフに役立つネット記事(27)~鬼時短

 今回ご紹介する記事は、時短という組織改革に取り組むビジネスリーダーに求められる「覚悟」を論じた、「鬼時短」という本からの引用です。
 著者は元電通マンであり、痛ましい過労自殺事案が起きた後、引責辞任した社長の後任から特命を受け、社を挙げた時短を牽引した経験を基に執筆されています。実は私の大学時代(教養課程)のクラスメートだったりしますが、彼がこんな大変な仕事に取り組まれていたことは全く知らなかったので、とても驚きました。
 本の内容は、「こうすれば時短ができます」という安易なものではなく、時短という改革に取り組むリーダーが備えるべき心構え、哲学を学べる、というより、突き付けられるものです。そのエッジなコンセプトにも驚きましたが、一方で、職場改革に取り組もうとする人に勇気と元気をくれる本だとも感じました。もちろん、民間企業における取組みの話ですから、そのまま役所に持ってくることができない要素が多々あります。しかし、職場のリーダーに求められる「覚悟」は、共通しているのではないかと思います。
 大いに刺激を受けるフレーズがたくさん出てきますので、私は付箋・マーカーだらけにしながら一気に読みました。もし記事を見てご興味を持たれたら、「鬼時短」をチェックしてみてください。 

【あわせて読みたい】