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動物好きの私が見た、動物と人の幸せのために働く会社【シロップ・インターンレポ】

自己紹介

はじめまして。私は動物系の専門学校に通うどこにでもいる1人の学生で、高松福恵と申します。日本ではまだまだ保護犬・保護猫から新しい家族を迎えることは主流ではない中、その文化を広めるべくITを利用して保護犬・保護猫の譲渡活動を行う「OMUSUBI」とその後のペットとの暮らしもサポートするサービス体制に興味を持ち、株式会社シロップへのインターンシップに参加させていただきました。

実家の近くにポニー広場がありそこに通ってポニーたちと触れ合っていたのがきっかけで、幼い頃から動物が大好きでした。動物とヒトの関係について研究したいと思い入った麻布大学では、自分にとって一番身近であったウマとヒトの親和関係を大きなテーマとして研究しました。

その時、同じ研究室で犬猫について研究する友達を見て、自分は動物とヒトの関係に興味を持っているにも関わらず、人にとって身近なパートナーである犬猫を扱う知識が不足していると思い専門学校ビジョナリーアーツで犬猫について勉強しています。

専門学校の犬猫が長期休みになると家に泊まりに来ることがあるのですが、そこでペットとの暮らしを経験し「自分の家でも犬猫を飼いたいね」と家族と話していた時に、保護犬・保護猫を迎えたいという話になりネットで検索しました。

その際に保護犬・保護猫の譲渡活動を行う「OMUSUBI」のサイトを見たことがきっかけでOMUSUBIに興味を持ちました(ちなみに私の家には性格のさまざまな専門学校の動物がちょくちょく泊まりに来るので、まだ保護犬・保護猫は迎えることができていません…)。

ダイ君

大学時代にお世話になった木曽馬のダイくんです

OMUSUBIとは?

OMUSUBIは、保護犬・保護猫と"一生の家族”を結ぶマッチングサイトで、OMUSUBIの独自審査を経た全国約140の保護団体が登録されています。幸せな家族を結ぶことで、殺処分問題の解決につなげることがOMUSUBIのミッションです。

今回私はOMUSUBIの温かみのあるデザインのサイトやSNS作り、迎えた後も続くサポート体制に興味を持ち、インターンシップに参加させていただきました。そこで、私が感じるOMUSUBIの魅力や、事務局スタッフ中尾琴音さんへのインタビュー内容をまとめました。


私が感じるOMUSUBIの魅力

①相性診断サービスの実施

相性診断②

「初めて飼うから一緒にのんびり過ごせる大人しい子が良い」「飼育経験が豊富だから少しやんちゃな子を育ててみたい」など迎える子の基準はさまざまだと思います。OMUSUBIには常時約500匹の犬猫が掲載されており、その中から1匹1匹見ていくのは大変です。しかし相性診断があることで自分に合った子を見つけやすく、トライアル➝譲渡につながりやすいと感じました。

②迎えた後の暮らしのサポート
私は動物の専門学校で人懐っこい犬や猫だけでなく、「まだ何もわからないパピー」や「人見知りの子」も担当しています。パピーが新しいことを覚えてくれたり怪我や病気なく元気に過ごせること、人見知りの子が懐いてくれることは嬉しくやりがいを感じますが、同時にそこまでの過程で悩んだことがたくさんありました。保護犬・保護猫もその子によって特徴はさまざまであり、一緒に暮らしていくうえで性格面や健康面など実際に飼い始めて悩むことは多いと思います。

OMUSUBIでは保護犬・保護猫を迎えた後も姉妹サイト「ペトこと」でペットライフの情報を見ることができたり、OMUSUBIのInstagramで情報をシェアしたり、「結びプラン」で専門家に相談しやすい場を設けるなど、犬猫を迎えた家族を一人ぼっちにしない環境づくりがなされていて、とても心強いと感じました。
結びプラン←詳しくはこちら

OMUSUBI事務局員中尾琴音さんへのインタビュー

琴音さん

ご厚意でOMUSUBI事務局スタッフの中尾さんにインタビューをさせていただき、事務局スタッフとしての仕事内容や想いを聞かせて頂きました。

ーOMUSUBI事務局スタッフの仕事内容について教えて下さい。

中尾:保護団体の審査、お問い合わせ対応、SNSの運用が主な仕事になります。お問い合わせ対応では、今飼っている子を手放したいという連絡も受けることがありますが、丁寧に対応することでその子の未来を救えると考えています。SNSでは前職のデザインの技術を生かし、Instagramを通じてオンラインOMUSUBI会を行ったり、犬猫勉強会で正しい知識や覚悟を持ってお迎えできるように投稿しています。

ーSNSなどをデザインする上で心掛けていることはありますか?

中尾:デザインをするときは色の使い方・言葉の表現に温かみを持たせるようにしたり、縁結びをイメージして赤い糸のグラフィックを使ったりしています。また、「オンラインOMUSUBI会」では投稿する子の1匹ずつのラベルの色を変えることで、バックグラウンドやハンディキャップなどの多様性をその子の個性・魅力として伝え、多様性の良さを表現しました。

ーとても素敵だと思います! 仕事のやりがいはどんなところに感じていますか?

中尾:全てに感じています! 今SNSに投稿したものが明日の縁につながると思うと犬猫のためになっていると実感できます。またOMUSUBIのプラットフォームを確立することで、今困っている犬猫だけでなく未来の犬猫を助けるためにも頑張っていると感じています。もっと目に見えてわかりやすいことだと、審査した団体が初めて犬猫を掲載し新しい家族と結ばれたときや、SNSでファンが情報をシェアしてくれたときに、周りの人を巻き込みながら皆で犬猫のために頑張っているなと感じられます。

ーSNSの影響力は大きいですよね。オンラインOMUSUBI会を始めたり新しいことにどんどん挑戦されていて、今後取り組んでいきたいことはありますか?

中尾:大きいところでは保護犬・保護猫から新しい家族を迎える文化を定着させたいと思っています。小さいところでは、正しい知識と心構えを持って迎える人を増やしたいと思っています。そのためにコロナ渦下で直接的にはできませんが、オンラインで犬猫勉強会や子供たち向けのセミナーを開催したいと考えています。

迎えたいと思っていても人気の子だと応募が殺到し迎えられない人もいます。サイトの作り方や最終的に迎えたいと思う子との出会い方を変えてあげることで、相性の良い家族同士を結べるようにしていきたいです。

ーそうなんですね。やはり雑種の子より純血種の子の方が人気がありますか?

中尾:それもありますが、特に犬において大きさがネックになっていると考えます。OMUSUBIの会員さんには都心部に住む方も多いのでやはり小型犬の人気が高いです。

ーOMUSUBIのことをよく知ることができました。お時間頂き、ありがとうございました。

まとめ

日本で保護犬猫を家族に迎えることが中々浸透しない背景には、保護犬猫に対して「可哀想」「不憫だ」「懐かなそう」などのマイナスイメージがあることが理由の1つだと考えます。初めてOMUSUBIのサイトやInstagramを見たとき、とても温かみのあるデザインでマイナスイメージを全く受けないことが印象的でした。今回のインタビューを通じて、そういったデザイン1つもその子の良さを表現するために工夫されているのだと感じ、心が温かくなりました。私は以前から動物介在教育の良さを感じており子供向けのセミナーを開催したいという思いにも共感しました。

どんな形で犬猫を迎えるのであれ、中尾さんもおっしゃっていた通り正しい知識と心構えを持って迎えることが必要だと感じています。私が専門学校でさまざまな性格・特徴を持つ犬猫に出会ったように、それぞれに個性・魅力があります。それを受け入れて楽しく暮らしていくために、ペットとの暮らしに寄り添う情報発信は重要だと考えます。

メルちゃん

PETOKOTO FOODSお客さま担当の甲斐さんの愛犬メルちゃん。インターンシップ中は可愛い社員犬にとっても癒やされました♪

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