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財政健全化比率って何?(基準を超えるとやばい)

【#健全化判断比率】
毎年度その自治体の財政状況が健全かを判断する指標

以下4つの比率のこと
1.#実質赤字比率
2.#連結実質赤字比率
3.#実質公債費率
4.#将来負担比率

各項目には基準が設けられており、基準値以上になると財政健全化に関する計画をその年の末日までに定めなければならない。

(数値)やばさによって2つに分ける
①早期健全化基準
②財政再生基準

①は「早めに対処しないとね」
②は「マジでやばいよ、早く対処して」

と言った感じ。


<#基準値>
※市町村の数値を載せます

1.実質赤字比率
 早期 11.25%〜15%
 財政 20%
2.連結実質赤字比率
 早期 16.25%〜20%
 財政 30%
3.実質公債費率
 早期 25%
 財政 35%
4.将来負担比率(早期のみ)
 早期のみ 350%
 政令市 400%



<#基準を超えるとどうなる?>
・財政健全化計画の作成が必要
 地元のメディアに晒されて財政課職員が病むでしょう。

・地方債の制限
 お金を借りて上物建ててる場合じゃないということでしょう。

ちなみに基準値のどれか一つでも超えると対象となります。


<#計算方法>
実際の公式をざっくりと紐解きます。

#実質赤字比率
<実質赤字額/標準財政規模>

実質赤字額とは
歳出−支出がマイナスだった額
その赤字額と歳入不足のため支払いを次年度に繰越した額を合わせた額

標準財政規模とは
基本的な地方税と普通交付税等を合算した額

「市長が票稼ぎのために身の丈に合わない支出ばかりしているとこうなる」


#連結実質赤字比率
<連結実質赤字額/標準財政規模>
国民健康保険特別会計等全ての会計を「含めて」実質赤字比率を算定したもの


#実質公債費率
<(地方債の償還金−特定財源等)/標準財政規模等>

「標準財政規模から考えて毎年の借金の支払いどうなっているか」を測るもの


#将来負担比率
<将来負担額等/標準財政規模>

将来負担額等とは
・年度末の地方債現在高
・債務負担行為の支出予定額
・一般会計から特別会計への地方債繰入見込額
・組合等が起こした地方債の負担見込み額
・退職手当支給見込み額
・設立法人の負債の一般会計負担見込額
・組合等の連結赤字額の一般会計負担見込額
を合計したもの

「将来的に見て借金の返済額は適正か」を測るもの



<#まとめ>
なんだか難しい用語のオンパレードでしたが
やりたいことは夕張市みたいに財政破綻(寸前?)して住民に迷惑がかかる前にしっかり毎年調査してね。
と言うこと。

#ポイント
・毎年の歳入と歳出のバランス
・過剰な公債費(借金)となっていないか
この2つを見ています。



#これからも色々な用語を解説して皆様の教養を深められたらと思いますので是非フォローをお願いします(^^)

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