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今更ながら、X-E4のプチ・レビュー

9月中旬にこのカメラに関する記事を投稿した後、かなりのアクセス数がありました。それだけ気になっている人がいるということなのか…
自分でもビックリです。

FUJIFILM X-E4
(装着レンズはXF35mmF2 R WR)

富士フイルムでは2022年に入って、新機種「X-H2S」そして「X-H2」が発売されました。
センサーとプロセッサーの第5世代突入&高画素化という新たな時代に入ったわけですが、それでも旧世代に入ってしまったこの機種は依然として人気のようです。

ですが、2022年夏になって生産中止。からの、中古市場での入手困難。
それでも手に入れたいと思い、"争奪戦"を制して購入に至りました。
こんな状況の中、今更ではありますが「X-E4」を使った感想などを簡単に紹介させていただきます。

ライバルがいるようでいない?高画質のコンパクトボディ

FUJIFILM Xシリーズでは、コンパクトボディの機種では現在
◆EVF&多彩なフィルムシミュレーション搭載の「X-E」シリーズ
◆EVF非搭載、フィルムシミュレーション11種類の「X-A」シリーズ
があります。

参考(左)X-E3、(右)X-A5
CP+2018 FUJIFILMブースにて

通常コンパクトなカメラだと、画質や性能が1ランク、2ランク下になる傾向にあるのですが、FUJIFILMの場合は同じ世代であれば画質は同じ。
あとは用途や好みで選べばいいだけです。
今回紹介するX-E4は、画質や色づくりはガッツリ一眼スタイルのX-T4と同じなのです。
だから、手軽に高画質が楽しめます。

代表的な特徴、メリット

  • 前モデルのX-E3に比べ、ボディに曲線がないストレートな仕上がり

  • タッチパネル、必要最低限のボタンやダイヤル配置

  • X-T4 / Pro3と同じ第4世代のセンサー&プロセッサー搭載

  • 18種類のフィルムシミュレーション搭載
    (クラシックネガ、ETERNA、ETERNAブリーチバイパスが追加)

  • カラークロームエフェクト、カラークロームブルー、ホワイトバランスロックなど多彩な絵づくりの設定が可能

  • メーカー純正のケース、サムレストなどが用意されている

X-E4(左)とX-E3を比較

イマイチな点

  • タッチパネルとはいえ、すべての操作ができるとは限らない

  • ボタン数が圧倒的に少ない(液晶パネルのフリックなどでカスタマイズ)

  • シャッター音が大きい

  • レリーズ後のブラックアウトがやや長い。また、撮影データの保存がやや遅く感じる。

  • 通常はマウントの右にあるフォーカスモード切り替え(AF-S / AF-C / MF)のダイヤルが省略(メニューより設定)

とはいえ、イマイチな点を探すとキリがありません。そもそもスナップ撮影を目的に考えるなら「割り切り」が必要。
オールマイティに使いたいならX-T4、ガッツリでなくてもX-S10があるのですから、それを選べばいいと思うのです。
※筆者は実際、「X-T1」と「X-T2」をガッツリ使ってたので、よくわかります。

X-E4がここまでムダを削ぎ落としスッキリできたのは、先にX-S10の存在があったから。それと大きく差別化する意味でも、この選択は正解だったと思います。

オンラインのみでの開催となったCP+2021富士フイルムチャンネルにおいても、カメラや写真が好きな開発者の皆様だからこそ。
X-E4へのこだわりが、一層感じられると思います。

結論、私にとって最高のスナップシューター

スナップカメラというと、一眼スタイルの旗艦部がなく、画質や性能などで劣ると思われがち。
しかし、X-E4のコンパクトさと高画質は、私にとって最高のスナップシューターといえます。
さらに、レンズがより軽量コンパクトだと負担が軽くなり、見た目もいい。
特にオールドレンズやいわゆる中華レンズなどMFのレンズと組み合わせると雰囲気がマッチし、撮る楽しさを広げてくれます。

これからお散歩に、旅行に、作品づくりに。
コンパクトでより手離せない(手放せない)存在になること、間違いないです。

お読みいただき、ありがとうございました!
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