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昆虫採集に行こう!!

今回は『昆虫採集に行こう!!』ということで色んなことを伝えていきますが、カブトムシ・クワガタの捕まえ方をメインに伝えていきます。

5月も後半になって、そろそろ昆虫たちが顔を出し始めますね。今年の夏、小中学生の中には自由研究で様々な生き物・動物を題材に自由研究をする人もいますよね?そんな自由研究の題材にする人たち・その親御さんに届けばなと思います。

*先に言っておきますが、採集には様々な危険が伴うという事を頭に入れておいてください。小学校高学年や中学生はまだしも、特に小学校低学年は大人の同伴が必要です。法律とかではないですが、危ない場所だったり、危ない虫・生き物がいたりするので親の同伴は必要です。

昆虫採集に行く前に・・・

昆虫採集に行く前に準備が必要です。まず、第一に『下調べ』をしてください。 そもそも行く場所での昆虫採集が禁止されてたり、生き物がいなかったりする場合があるので『下調べ』は必ずしましょう。

昆虫採集に行くときの『服装』

・長袖・長ズボン・手袋・帽子

上記の4つを身につけるのがベストです。日本の夏は非常に暑いですが、長袖、長ズボンは必須です。自然の中や公園の中には色々な虫がいます。その中には人に害を及ぼす虫や生き物も多くいます。最近聞くのが『マダニ』です。もちろんマダニ以外にも、蚊やアブ、ハチ、ヒルなどたくさんの虫がいるので長袖、長ズボンは必須です。また、服の色は白に近い色にしましょう。こんなことを聞いたことありませんか?「ハチは黒が好き。」黒はハチが寄ってきやすい色なので白っぽい服装にしましょう。長袖、長ズボンは『虫対策』以外にもメリットがあります。『怪我の防止・軽減』です。自然の中や公園の中には、野バラや葉っぱ、木切れなどの身体を傷つけるものがあります。そういったものから『怪我の防止・軽減』するために、白っぽい長袖、長ズボンを着ましょう。

手袋は『手を守る』というのが1番の理由です。自然の中や公園の中には、朽木など、手に怪我を負わせるものがゴロゴロと転がっています。手を切らない・傷つけない為にも、手袋をしっかりしましょう。服装と同様に手袋も白っぽい色を選びましょう

*手袋は軍手がベストです。          

帽子は『日差し対策』が1番の理由です。採集に夢中になり過ぎて熱中症になることもざらにあります。しっかりと対策しましょう。他にも、頭部を保護してくれるという役目もあります。服装、手袋と同様に白っぽい帽子を被るようにし、ハチなどの虫から身を守りましょう。

昆虫採集に行くときの『持ち物』

・虫あみ・虫かご・水筒・タオル・虫除けスプレー・スコップ  

虫取りといったら「虫あみ」と「虫かご」ですね。虫あみは生き物の捕獲に使い、虫かごは観察やストックに使います。小さい虫を捕まえるときには虫あみではなく、手袋をつけた手で捕まえましょう。

水筒は言わなくてもわかると思うので省きます。

タオルは汗拭きが1番の使い方ですが、僕は首の隙間につめて汗の吸収と虫の侵入も防いでます。タオルはかなり必需品です

虫除けスプレーの効果はわかると思うので効果は省きます。ここでは、『頻度』を伝えます。虫除けスプレーは1日中使えるわけではありません。なぜなら、「汗」で流れてしまうからです。虫除けスプレーはこまめにすることが大事なんです。 『頻度』は2〜3時間に1回を目安にしてください。たくさん汗をかく人は、1時間に1回くらいにしましょう。

スコップは土や葉っぱの中にいるカブトムシやクワガタを捕まえるために必要です。カブトムシやクワガタは木だけでなく土や葉っぱの中にいることは大いにありえます。

⏬ここからはあったら便利な道具です⏬

・懐中電灯、大と小・ラジオペンチ

懐中電灯は夜や暗い場所で使用します。僕はヘッドライト手持ちライトの2つを持っていきます。ヘッドライトは周りを照らすために使い、手持ちライトは手元を照らすことができます。夜の採集・暗い場所での採集はこの2つは持っていきましょう。

ラジオペンチは木の中にいるクワガタを引っ張り出すために使います。ただ、注意して欲しいことがあります。『力加減』です。他の昆虫と比べて、カブトムシやクワガタの体は硬いですが、さすがに人間の力には敵いません。潰れてしまいます。なので、ペンチを使うなら『力加減』をしっかりとして使いましょう。

⚠️注意⚠️

1.マナーは守ろう!!

ゴミは必ず持ち帰りましょう。むしろ拾うようにしましょう。

自然を荒らさないようにしましょう。動かしたものがあれば元に戻しましょう。

ルールは守りましょう。立ち入り禁止の貼り紙や看板があるところは入らない。


2.危険な生き物に注意しよう!!

蚊やアブ、ハチなどに注意しましょう。蚊は防ぎようがないかもしれませんが、アブやハチを見つけた際は近づかないようにしましょう。

その他の危険な生き物に注意しましょう。蚊やアブ、ハチ以外にも危険な生き物はいます。例えばヘビやムカデです。噛まれたら本当に大変なことになるので気を付けましょう。


さあ、いよいよ昆虫採集へ!!

「準備」、「服装」、「持ち物」全て揃ったら出発だ!!ということで現地に着いてすることを伝えていきます。

現地に着いたら早速、採集場所に行きましょう。

まずは『木の観察』をしましょう。「木の観察?」と思った人いますよね?どういうことかというと木には種類があり、樹液を出している木があります。その木の樹液に色々な昆虫が集まって来ます。なので、木の観察をすることでいち早く見つけることができます。木の種類によって、集まり方が全然違います。

⏬そこで、昆虫がよく好む木を2つ紹介します⏬

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⬆️上の木は「アラカシ」という木です。この木は昆虫がよく好む木です。

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⬆️こちらは「クヌギ」です。この木を知っている人は多いかなと思います。

この2つの木はホントに昆虫に好まれる木です。この2つの木を優先的に探すことで昆虫に出会う確率がグンっと上がります。

ぜひ、「アラカシ」と「クヌギ」この2つの木を探しましょう。

次の手順です。「アラカシ」か「クヌギ」を見つけたらまず、樹液が出てるのかを確認しましょう。樹液が出ていたら1匹は何かしらの昆虫がいると思っていいでしょう。反対に出ていなかったら、木の根元付近の土や葉っぱの中をスコップで少し掘ってみましょう。持ち物の説明通り土や葉っぱの中にも昆虫は潜んでます。ぜひ探してみましょう。

カブトムシやクワガタ、その他の昆虫を見つけたら、あみで捕らえましょう。  カブトムシやクワガタは、セミのようにすぐには飛びません。ですが、その代わり爪がすごく強いので力任せに捕ろうとしてしまうとカブトムシやクワガタの手足が取れてしまいます。優しくゆっくり獲りましょう。それでも獲れない場合は、木を蹴ってみましょう。木を蹴ることでターゲット以外の昆虫が獲れるかもしれません。

*ただし木を蹴る際は公園の管理者にきちんと許可を取りましょう。昆虫採集に行くと決めた段階で許可を取っておくのが1番良いでしょう。

最後に獲った後どうするか?です。獲った後は持ち帰って飼育するか、そのまま逃すかの2択です。あらかじめ飼育するか、逃すかを決めておいてください。もっと生態を知りたいなら飼育。観察だけなら逃す。でいいと思います。

飼育するなら最後まで育てる。ということを頭に入れておいてください。

採集を終えたら・・・

まずは、持って帰ってきた昆虫の飼育設備を整えてあげましょう

次に、しっかりと手洗いうがいをしましょう。昆虫についている細菌や微生物、土や葉っぱについている細菌が手に付着している可能性があるので、しっかりと入念に手を洗いましょう。

最後に、レポートだったり動画や写真だったりを撮って記録して「おしまい」です。

以上が昆虫採集の流れです。今年は新型コロナウイルスで外出しづらいですが、3密を避けて採集する分には問題ないと思います。

ぜひ、昆虫採集に行ってみてください。

昆虫採集と飼育は意外と楽しいのでやってほしいです。

⏬これから先、どんどんツイートしていくつもりの筆者のTwitter⏬

https://twitter.com/Hunter_Fuku

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