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ミュージカル ウエイトレス

ミュージカルを観に行った。

 「おげんさんといっしょ」と言う番組で 

 高畑充希さんが紹介し、このミュージカルの中の曲を歌唱して。

「どうしても見たい!」とチケットを取り、  
争奪戦の上、取れたチケットは1番上の階の1番後ろ。

取れただけでもありがたい。  
そう自分に言い聞かせながら当日を迎えた。

ミュージカル初鑑賞。  
しかしずっと昔から、ミュージカルには興味があった。

昔、USJに行った時、  
「ウィキッド」というミュージカルのエリアがあって、

そのミュージカルの一部を上演するアトラクションがあったのだけれど、  
僕はその数分のアトラクションで  
何故か号泣したのだ。

何故かはわからない。  
歌の迫力とか?なんなのか?  
ずっと意味がわからなかった。

ただ、僕は号泣していた。

ミュージカルと僕の感情には何かがある。  
ずっとその意味を知りたくて。

10何年の時が経ち、  
僕は初めてミュージカルを鑑賞する。

どちらかと言えば女性向きのミュージカルで、  
アメリカらしいコメディとブラックジョーク  
R18の展開。

出演者がみんな個性豊かで、  
ずっと笑ってた。  
美味しそうなパイが焼けて、  
ずっと素敵だった。
席が遠いなんて、もう関係なかった。

そして、

やっぱりずっと泣いてた。  
色鮮やかな感情に彩られた曲に圧倒されて。

やっとわかった。  
登場人物の感情が  
曲に乗せてダイレクトに流れ込んでくる。  
だから僕は泣くんだ。

人間の強さと弱さが  
頑丈さと脆さが  
ありありと伝わって

ラストの多幸感で、  
一気にはじけて。

初めて見た作品がこの作品で  
本当によかった。

また、機会を見つけて  
他のミュージカルも観に行こう。

 
帰り道、昔、劇作家になりたかった夢を  
思い出した。

色んな背景を持った人達が、  
一つの会場に集まって、

同じ作品を見て、

明日も頑張ろうって  
自分の生活に戻っていく姿が美しくて。

そんな作品を作れる人になりたかった。

そんな事を思い出したな。
今からでも何かできるかな。

大きな事はもう無理かもだけど、
小さな事が見つかればいいな










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