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今LayerXに入るべき理由(2024年版)

どうも、すべての経済活動を、デジタル化したい福島です。
今日は「今LayerXに入るべき理由」というお題です。おそらく毎年書くことになると思うので「2024年版」としています。(すでに2024年も半分が過ぎていますが…)

現在のLayerX

最近「LayerXってすでにかなり大きくなったよね?」「もう入るには遅い会社だよね?」と言われることが増えました。

まず事実として「LayerXってすでにかなり大きくなったよね?」はYesだと思います。社員数はとうとう300名を超えました。今期も200名以上を採用する計画です。

事業の方も組織拡大とともに、非常に、非常に伸びています。具体的な数値を書きたいところなのですが、もう少し先の別のタイミングで公表できればと思います。具体的には出せないのですが、既にかなりの規模の売上になってきています。

こう聞くと、LayerXはたしかにもうかなり大きいなという印象を受けると思います。

では「もう入るには遅い会社だよね?」という観点はどうでしょう?こちらは明確にNoだと思ってます。今日はLayerXってまだ全然完成されていない、これからの成長機会がものすごくあるよというところを伝えていきたいと思います。

今LayerXに入るべき理由

チームごとの濃淡の話

LayerXは既に大きい、みたいな部分にも一定事実はありつつも濃淡があります。例えばLayerX全体で見ると300名を超えますが、バクラク事業部でみると230名、Fintech事業部で60名(LayerX正社員の出向だと30名ほど)、AI・LLM事業部で10名、それ以外が共通管理部門といった人員構成です。

LayerXの経営方針として、この3事業部はそれぞれ、シナジーを過度に意識せず、独立的に経営されています。ですので、3つのスタートアップが1つの会社にあるといったイメージが実態に近いと思います。

バクラク事業部でみるとそれなりに大きい、シリーズB-Cくらいのスタートアップですが、例えばAI・LLM事業部で行くとシードのフェーズです。

AI・LLM事業部では先日プロダクトをリリースし、まさにここから階段を駆け登っていくスタートアップの雰囲気です。めちゃくちゃアーリーフェーズです。何も制約がない状況なら私が1メンバーとして入ってコミットしたいくらいの、それくらいの面白い立ち上げフェーズです。

またFintech事業部では、昨年度LayerXでは初めてとなるtoCサービスをリリースしました。

金融という重い領域のDXを、日本を代表する複数の大企業様と合弁会社で行っている事業です。こちらはトータル60名ほどで運営されています。その事業成長は目を見張る物があり、かなりのダイナミズムを感じながら働ける環境です。具体的な数値で行くと、既に取り扱っているアセットの総額(AUM)は2000億(!)を超えています。日本の上場REITのAUMの平均が1000-2000億ほどですので、すでに上場REIT並の規模がある。そんな規模感をイメージしてもらえると凄さが伝わると思います。この規模感のものがわずか数年で立ち上がっているというだけでもかなり魅力的な機会だと思います。

加えて、Fintech事業部はLayerXとしては唯一のtoCサービスの事業を扱っています。「LayerXは興味あるけど、toBよりもtoCをやってみたい」という方にはまさにおすすめです。またスタートアップ単一だけでは絶対に行えないような事業を行っていて、そういった「重い領域のDX」に興味がある方にとってもとても良い事業機会・フェーズだと思います。

最後にバクラク事業部ですが、ここにも実は濃淡があります。バクラク事業部ではコンパウンドスタートアップを掲げています。現在、主力製品といえるプロダクトが6つあります。その各々が単独でスタートアップが成立しうるような規模のプロダクトを主力製品と定義しています。

単純に人数比で割ると230名 / 6製品 = 38名になります。つまりバクラク事業部は6つのシリーズAのスタートアップの集合体と考えてもらうほうが実態に近い見方ができると思います。

ここに加えて現在、新規の立ち上げとして、エンタープライズ事業と2つの新規プロダクトを準備しています。

エンタープライズ事業も1つの会社を立ち上げるくらいの考えで立ち上げていますので、6つのシリーズAに加えて3つのシード期のスタートアップがバクラク事業部の中には存在している。こんな見方が実態に近いと思ってます。

シリーズAの事業とシードの事業で均等に人員配分はしていないのですが、単純化のために均等に割ってみると 230名 / 9製品 = 25名のスタートアップが9つあることになります。

25名のスタートアップにジョインすると考えると「もう入るのに遅いのでは?」とは思わないのではないでしょうか。

事実、バクラク事業部に今はいったとしても25名くらいのスタートアップに入るのとそんなに変わらないくらいの切迫感で仕事ができると思います。決してリソースが潤沢なわけではないということです。

その上でLayerX社全体として300名の組織を持つというのは25名のスタートアップと比較したときの明確な強みになります。共通化される開発・営業アセット、共通部門の手厚さ、クロスセルなど会社として溜まっていく強みがあります。また社内にはさまざまな領域の専門家がいて、そういった方との協働は刺激的です。こういったことは規模がある会社特有のメリットだなと思います。25名のスタートアップでは持てないような強みを持ちつつ、25名のスタートアップのフェーズで働ける。

これが今LayerXに入るべき1つ目の理由です。

組織の変化速度の話

LayerXに入りたいという方はすべからく「急成長スタートアップで成長機会を勝ち取りたい」「成長する環境の中で社会インパクト・顧客インパクトがある事業を作り上げていきたい」と考えています。(面談している中でもそういった声を多くいただきます。)

そんな方に考えて欲しいポイントが、「会社を人数規模で見るのではなく、変化速度で考える」という視点です。

先日Xでこのような投稿をしました。

組織というものは当然その時点での規模も重要ですが、その規模にどういったスピードで至ったのか?また未来にどのようなスピードで規模が変化するのか?という「変化速度」の方が重要であるという視点です。

例えばマネージャーの数を例に考えてみましょう。

150名の会社では一般に25名ほどのマネージャーが必要です。300名の会社ではマネージャーが50名ほどいるのが適正だと思います。この過程で組織には25名の新たなマネージャーが生まれます。5年かけて150→300名になる組織では半年辺り4名のマネージャーが生まれますが、半年で150→300名になる組織では、半年で25名のマネージャーが新たに生まれます。速度が違うということは機会が生まれる速さが違うということです。

それ以外にも、150→300名になることに対して、解かないといけない組織の課題、事業の課題、それに応じた意思決定の機会というものが生じます。これも同様の比較を考えると、同じ量の課題に対して6倍の速さで決めて、実行することが求められます。組織のリソースやエネルギーは限られています。5年かけて150→300名になる組織では1名で決めても回るような量の課題であっても、6倍の速度で拡大する組織では、その課題を6名に分担し、同時並行で決めて実行することが求められます。優先度付けもよりシビアになるでしょう。なぜなら半年かけて人数を増やそうが、5年をかけて増やそうが、150→300名に至る組織で解かなければならない課題の総量は変わらないからです。

こういう環境の中でバシバシ意思決定し、シビアに実行していくことは何よりもそこで働く人の成長につながります。

ですので、変化速度が速い組織ほど意思決定機会、実行機会が自分に回ってくる確率が高まります。これが私が「変化速度」に注目すべきと考える理由です。

では実際のLayerXの変化速度はどうでしょう。
ファクトとして、LayerXは直近2年間での優良スタートアップの就労者数の増加ランキングで5位に入りました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC155GO0V10C24A3000000/ より引用

今後2年間でも、少なくともこの1.5-2倍のスピードで採用を進めていく方針です。LayerXは「変化速度」が非常に大きい会社といえます。

ただし採用というものは当然、未来の売上の成長とセットで考えるべきものです。今我々がこれだけの採用を許されているのは人員の増加以上に売上が成長しているからです。一般的に規模が大きくなればなるほど成長率は低減しますので、未来永劫今みたいなペースで採用を続けるのは現実的ではないでしょう。(もちろん新しい事業を立ち上げ、成長率を上げるという手もあります。経営としてはそういった非連続な成長を作り続けるという気迫で経営し続けるつもりです) 

ですので今LayerXに入るべき理由は、変化速度が大きい、非常に稀なタイミングであるからです。この稀な機会で、「急成長スタートアップで成長機会を勝ち取りたい」「成長する環境の中で社会インパクト・顧客インパクトがある事業を作り上げていきたい」といった想いを一緒に実現していきましょう。

これが今LayerXに入るべき2つ目の理由です。

AIをつかった新しい働き方ができるという話

最後に成長機会やフェーズとは別にある、LayerXの稀な特徴を紹介したいと思います。

それは、日本を代表するエンジニアと、自分たちの新しい業務のあり方・未来のスタンダードとなるような働き方を作っていけるということです。

LayerXでは執行役員のsuguru(名村)さんが全社のイネーブルメントを見ています。イネーブルメントの詳細は上記の記事をみてください。重要なポイントはプロダクト、エンジニアだけではなく、ビジネスやコーポレートの部門の業務にもテックを活用して生産性を上げていく取り組みをしています。

昨年こんなnoteを書きました。

ここに連なる構想をsuruguさんが着実に進めていってくれてます。LayerX社内ではSales Potralという営業職の社員がアクセスできる社内ツールがあります。ここではSales Portalの実際の画面をお見せします。

企業名をいれるとAIが企業に関する情報をまとめてくれます。商談前の企業調査に使えます。
試しに「LayerX」を検索します。このように情報をまとめてくれます。
直近のニュースも集めてきてくれます。営業の事前調査をAIがアシストしてくれるイメージです
その他、過去のお問い合わせに対してもAIアシスタントが返答をしてくれます
利用規約に関する質問もAIが回答してくれる
Slackの検索も手伝ってくれます

このように営業が日々行っている商談以外の業務をAIがアシストしてくれます。社員もかなりアクティブにこのツールを活用しています。これはまさに未来の営業の働き方だと横目で見ながら感じています。

これを第一弾として、今後も様々なアプローチで、AIを活用し営業の生産性を上げていくという取り組みをしていきます。

生成AIの進化はいうまでもなく日進月歩の世界です。その進化の追い風を受けて今まさに「未来の働き方」が生まれようとしています。

LayerXではそういう環境の中、「自分たちがその未来の働き方を作るんだ」という気概を持って取り組んでいます。そんな瞬間に立ち会える、一緒に作っていける機会はそうそうないと思います。

これが今LayerXに入るべき3つ目の理由です。

おわりに

LayerXはすべての職種のおいて積極採用中です。300名を超えた今でもスタートアップの構造を持ちつつ、300名なりの規模のメリットも受けられるような組織になってきています。

今しかないこのフェーズを一緒に走り抜ける仲間を募集中です。

いきなりプロセスに入るでなく、まずは話を聞いてみたい、カジュアルに話してみたいというケースも大歓迎です。

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