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業務用洗濯機・食洗機への憧れ

介護施設や飲食店でバイトをしていたときに出会った業務用の洗濯乾燥機や、食洗機のことを今でも忘れられない。

私はあれを自分のものにしたい。
所有するだけではなく、自分の采配で稼動させたい。

有料老人ホームで働いていたとき、入居者の洗濯物をまとめて台車に乗せ、洗濯機のある部屋におろし、乾燥が終わればまた台車に乗せて運ぶという業務があった。

業務用の洗濯機のパワフルな洗浄力と、火傷するんじゃないかと思うくらいの高温で仕上げる乾燥力にいつも魅了されていた。

飲食店の食洗機も、汚れた食器をトレイに並べたあとに頭と同じくらいの高さにあるバーをグッと降ろす作業にいつもときめいていた。
大掛かりなおもちゃを操作するみたいなワクワク感。

この食洗機も、洗濯機と同じく乾燥したての食器を触るととても熱い。

(こういうやつです)

どういう条件を満たせば業務用の製品を自分のものにできるだろう。

「私が業務用の製品を使うことのみを目的にした寮の経営」なんてどうだろうか。

食器洗いや洗濯をしたくない人たちを集めて、生活してもらう。

一人暮らしでは家事の負担が重い、家事代行を頼むほど金銭的余裕はない、実家には頼れない…そんな人向けへのちょうどいい寮をつくって、私はガシガシ業務用の電化製品を稼働させる。

素敵じゃないか!

業務用の洗濯機を毎日使えたら素敵じゃないか
業務用の食洗機を毎日使えたら素敵じゃないか

頭の中でビーチボーイズの『Wouldn't It Be Nice』のメロディが流れる。

とはいえ、寮を経営するってとても大変そう。人が住みたいと思える立地とか、部屋の数とか…「これだ!」と思う理想ができても、計算してみたら全然利益が出ないかもしれない。
そもそも、利益が出るならとっくにビジネスモデルとして確立しているだろうし。

寮の経営は現実味のない夢だけど、もうひとつ関連して「やってみたいな」と思うことはクリーニング工場でのバイト。
テレビで工場の作業風景がたまたま流れていて、想像していた以上に手作業の工程が多かった。
それを見て、得られるスキルが多そうだと思ったから。

とにかく私は"家庭"にまつわる行為をLv.100にしたような機械や業務にロマンを感じる体質らしい。

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