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風水害発生のとき|在宅避難の備え

FUKKO DESIGN の木村です。

「コロナ禍でもすぐにできる!防災アクションガイド」の第10弾が完成しました。

今回は「コロナ禍でもすぐできる!在宅避難の備え」です。

近年、避難所の収容率が問題になっており、特に都市部など人口密集地では避難所に入れない人たちが溢れてしまう可能性も指摘されています。加えて、コロナ禍で密を回避しなければならず、不特定多数の人があつまる避難所の多くで収容人数を減らしています。そのような中で、家の中に留まる「在宅避難」の必要性が高まっています。

しかし、まだまだ避難所への避難が前提となっている地域も多く、在宅避難について体系的にまとめた資料が多くありませんでした。そこで、在宅避難での注意点や、大切な備蓄、その後の支援策など、避難生活を送る上での必要なポイントを網羅した『コロナ禍でもすぐできる!在宅避難の備え』を作ることにしました。


今回は『在宅避難の備え』として、「①風水害発生のとき」(4枚)と、「②地震発生のとき」(4枚)の、大きく2つに分けてつくりました。

①の風水害はある程度事前に予測が可能なため、前もって行える対策を中心にまとめています。②の地震は予測ができないため、災害発生後の対応を中心にまとめています。

共通する部分もありますが、建物の損壊や行政などの対応など異なることもあり、それぞれの対応を細かく分けて記載しているため、災害に合わせてご活用いただければと思います。

こちらの記事では「①風水害発生のとき」をご紹介します。



1. 在宅避難の判断ポイント

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避難する際の判断ポイントや、在宅避難と避難所の特徴をまとめています。

いざ避難しようとしても、どのように避難を判断するかは簡単ではありません。そこで、最低限必要な2つのポイントをまとめています。

また、在宅避難、避難所、それぞれ特徴があります。それぞれのポイントを可能な限り記載してみましたので、ご自身の状況に照らし合わせて考えましょう。


2. 自宅の備蓄を考えよう

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備蓄すべきもののリストや、備蓄の量や、効果的な備蓄方法を紹介しています

在宅避難では特に重要なのが備蓄です。備蓄するリストの他に、よりよい備蓄を用意するための方法をまとめました。

意外と知らない備蓄の量や、最近話題のローリングストックの方法などを紹介しています。


3. 在宅避難で気をつけること

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自宅や周囲の安全確認の方法や、在宅避難時の情報の集め方などを解説しています。

在宅避難をする際には自身の安全性をチェックするように言われますが、実際にどのようにチェックするかわからないという声を多く聞きました。そこで、チェックポイントと具体的なアクションをまとめています。


4. 在宅避難で受けられる支援

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自治体の支援情報の収集方法や、災害ボランティアセンターで受けられる支援内容などを紹介しています。

在宅避難をする際に困るのは支援情報です。復旧していくためには大切な情報ですが、自治体職員がいる避難所と比べると情報が手に入らなくなる可能性が高いです。そこで、避難情報の取得する方法を紹介しています。特に市区町村だけでなく、都道府県でも独自の制度があるので、しっかりチェックしましょう。


「①風水害発生のとき」は以上です。

次の投稿では「②地震発生のとき」をご紹介します。


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※こちらのデータは多くの方に利用していただきたいと思っていますが、情報の正確を期するため、出典を表記してください。

出典:防災アクションガイド

※一部、行政機関の情報などを転用しているため、データの改変などはご遠慮ください。

FUKKO DESIGN 木村充慶

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