No.3押え盛土工事の現場で発生した 陥没と亀裂について
陥没と亀裂
No.3押え盛土工事の現場で陥没と亀裂が発生しています。
2020年3月25日
厚真町からのメールによる返信
1、No.3押え盛土現場に陥没と亀裂が見受けられます。
確認と対応、結果の報告をお願いします。(図面と写真を添付いたします)
○4月12日から16日の期間で工事を行ったすべての箇所について点検と補修を行います。
No.3の押さえ盛土部の陥没および亀裂の箇所も補修を実施します。補修後に結果をおしらせいたします。
工事を行った箇所の点検と補修につきましては3月26日の配布文書により周知いたします。
点検がどのように行われるかに疑問を持ったので、再度メールで質問を送りました
どのような点検を行うのでしょう?
点検は表面からの観察だけでなく、亀裂や陥没箇所を掘り返して原因究明を行うのでしょうか?
点検補修には、工事が適正に行われたかを判断できる町職員が立ち会うのでしょうか?
陥没箇所の変化 (2020年4月1日)
・同じ場所の画像を比べると、亀裂・陥没ともに大きくなっている。
・3日間でさらに陥没・亀裂の規模が大きくなっている。
町よりの返信 (2021年4月2日)
№3押さえ盛り土、№4押さえ盛り土部の陥没、亀裂、ならびに道路路肩のクラックについては本日明治コンサルタントと現地の確認をいたしました。
併せて工事の施工資料も明治コンサルタントで確認をしております。
4月12日より予定していた工事箇所の点検、手直しについてはこれらの原因が判明して、委員会と協議を行ったうえで実施いたします。
№5抑え盛り土のシートが飛散している箇所については、本日風で飛ばないように片づけを行いました。
復興委員会(2021年4月15日)
復興委員会で、亀裂・陥没についての調査報告がありましたのでその概要を掲載します。
1、原因について、凍結融解作用が原因とされていますが……
疑問点……”2.盛土の変状事例” のような現象が起きているなら1、2箇所ではなくもっと多くの場所で陥没が起きるのではないのか?
問題点……施工がしにくかったから転圧が十分にかけられなくて凍結融解作用の影響を受けたとしているが、圧力をかけにくい部分に対して丁寧な施工を行えば、このような現象が起こる事はなかったのではないでしょうか。(十分に予測できた現象であり、予測して適切な対応をすることが必要だったのでは?)
2、本当にきちんと施工されたのでしょうか?
疑問点……”盛土内部はきちんと施工” と結論づけられていますが、写真だけで根拠が示されていません。現実に多数の亀裂や陥没が起きています。
3、補修方法
・亀裂や陥没のあった問題箇所については、問題のある部分の土砂を撤去し、再度盛土をやり直しをします。
・工事を行うにあたって、町職員、コンサルト会社社員が立ち会います。
課題……報告書で圧力が十分にかけることができていない部分があり、その部分に亀裂や陥没が起きている可能性があることを認めています。
転圧が十分でない部分の再盛土にあったって、十分な圧力をかける工法の工夫や工法の変更が行われるための確認が必要だと思います。
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