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SFファンを魅了し続ける画家・武部本一郎の刊行プロジェクト最終章はこれだ!ベスト版画集、ついに刊行決定。

SF・アートの世界を中心に1960~70年代に活躍した画家・武部本一郎
2020年は、没後40年目の節目の年にあたります。
その記念すべき年に、復刊ドットコムでは『武部本一郎 複製原画「火星のプ
リンセス」装画』『武部本一郎 複製原画「金星の火の女神」装画』
を3月に、A3判コデックス装仕様の300部限定の豪華画集『武部本一郎画集 I〈美女〉』『武部本一郎画集 II〈戦士〉』を6・7月にそれぞれ刊行。また夏には『武部本一郎オリジナルTシャツ PRINCESS ver.』『武部本一郎 オリジナルTシャツWARRIOR ver.』を限定生産という形で販売いたしました。

既にファンの方には言わずもがなではありますが、武部本一郎の描く作品の
世界観は、どこか東洋的でありながらも洗練された筆致、荒々しいようで
細かな筆の運び、写実的かつ幻想的、誰にも継承することが出来ない独自の
輝きと品位を兼ね備えています。

没後40年記念として企画された豪華刊行プロジェクトの最終章ともなる今回
は、先に刊行されたA3判の『武部本一郎画集 I〈美女〉』『武部本一郎画集
II〈戦士〉』には紙幅の都合で残念ながら収録が叶わなかった、美麗な線画
総100点(128ページ相当)を中心に、カラー原画64ページを含む、A4判サイズの豪華画集
として新編集いたします。

収録する線画は総100点。ほとんどの絵がA4判サイズ(297×210ミリ)より小さく描かれているため、掲載はほぼ原寸に近い仕上がりになっています。
SFファンにはたまらない有名カットから、これまであまり目に触れることのなかった貴重カットまでを余すところなく収録した、まさにこの一冊を持っていれば武部本一郎の世界がすべてわかる、「究極のベスト版」と呼ぶにふさわしい内容となっています。

監修は、実娘である佐藤紅子氏、編者(作品選)はSF・ミステリー分野のブックデザイナーとしても著名な岩郷重力氏がそれぞれ担当。
巻末にはSF研究者、文藝評論家の牧眞司氏による解説も収録予定です。

没後40年プロジェクトのフィナーレを飾る豪華画集企画。
ぜひ、あなただけのコレクションアイテムとして、お手元にお持ちください!

▼著者プロフィール
武部本一郎(たけべ もといちろう) 
1914年大阪船場生まれ。1932年、甲陽中学卒業。第二次世界大戦出征後、
行動美術展、京展、日本水彩画展に入賞・入選。その後、絵物語や劇画、書
籍のイラストレーションで活躍。代表作にエドガー・ライス・バローズの諸作をはじめとするSF書籍の装画・挿絵のほか、『ガラスのうさぎ』装画・挿絵、絵本『かわいそうなぞう』などがある。1980年没。

▼編者より
『武部本一郎画集 I〈美女〉』『武部本一郎画集 II〈戦士〉』の二つの画集
の中から佐藤紅子氏監修のもと、岩郷重力が抜粋し、新規に挿絵を加え、
〈新・編集〉版といたしました。
彩色画は昭和40年から昭和55年までを、描かれた年代順に、モノクロの挿絵はすべて新規スキャンし、作品別に抜粋レイアウトしてあります。
依頼された作品世界に対する、イラストレーターとしての真摯な描き方、挿絵の妙をお楽しみください。
尚、巻末にはSFマガジン76年9月号に掲載された「洞人挽歌」を佐藤紅子氏
ご了解のもと、新規レイアウトいたしました。
---岩郷重力


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