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ちばあきおファン必携!初期傑作を網羅した作品集、ついに刊行!

1984年に早逝した漫画家・ちばあきお。少年時代から手先が器用で、長兄・ちばてつやのアシスタントを務めるうちに、自身も漫画家としての道を歩みはじめるようになったことは広く知られています。
ちばあきおは、1967年頃から読み切り短編や短期連載などを手がけ、その後1972年より「月刊少年ジャンプ」で連載を開始した『キャプテン』、そしてそのスピンオフとして、1973年より「週刊少年ジャンプ」で並行して連載された『プレイボール』の大ヒットが生まれました。

それ以降の連載作品『ふしぎトーボくん』(「月刊少年ジャンプ」1982年)や『チャンプ』(同、1984年)などはもちろんのこと、珠玉の短編作品も多くが単行本にまとめられて、深い人間愛と軽妙なユーモアに裏打ちされた実直な作風はいまもなお読者の心をひきつけてやみません。

このたびの『「キャプテン」の前 -ちばあきお初期作品集』では、これまで単行本に収録される機会がなかった作品を中心に刊行いたします。

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「キャプテン」の前 -ちばあきお初期作品集
ちばあきお

▼主な収録内容(予定)
◇『それ行け、クミちゃん』(1968年)
--原作付きの作品を別とすると、著者にとって初のオリジナル連載作品。存在を見過ごされてきた第1話(「小学二年生」1968年2月号)を含む全8話を完全収録!

◇『リカちゃん』(1967年)
--短編『サブとチビ』(初のオリジナル作品のため一般に著者のデビュー作とされる)よりも以前に発表された連載作品。

◇『ポテンコ先生』(1967年)
--著者にとって、文字通りの意味で一番最初の連載となった、絵物語の挿絵。「小学三年生」に一年間にわたって連載された作品を全話分収録!

◇『あかねちゃんとさくらちゃん』(1968年)
--デビュー後まもなくに執筆された、学年誌などでの連載作品。
「たのしい幼稚園」1968年6月~69年3月に連載された計10話のほか、同誌増刊号などに掲載されたと見られる3話を追加収録!

◇『フーちゃん』(1970年)
--産経新聞日曜版に連載。このたび奇跡的に発見された原画から完全収録! 全12話すべてフルカラー印刷でお届けします。

◇『あしたのジョー』(1970年)原作:高森朝雄・ちばてつや
--「たのしい幼稚園」(講談社)に掲載された、ちばあきお版『あしたのジョー』。小品ながら、これまで存在自体がほとんど知られていなかった、きわめて珍しい一品。

◇『オレってダメね…』(初出不明)
◇『ちょっきんちょっきんちょっきんなっと』(1971年)
--掲載誌を探すことも困難な読み切り短編も原画から収録!

◇『パパ』(1982年)
--「比叡山時報」に計15回連載された新聞漫画。原画の所在は不明ながら、掲載紙の協力のもと、当時の紙面より全話をレストア復刻!

◇ほか、本書収録作以外の初期傑作短篇のために描かれた設定ラフ画なども紙幅の許す限りを収録予定!

◇2色・4色で描かれた扉絵などの原稿はすべて初出時同様のカラー印刷を再現!

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