大学附属高校に入って半年で気づいたこと

この記事は、今年度の冬に受験を控えた中3向けに、背中を押せるようなものを書きたいと思ってまとめているものを、自分のメモとして書き記したものです。その点を踏まえた上で、読んでいただけたら嬉しいです。
 
 お断り:これからのお話全ては、筆者の個人的意見であり、全ての大学附属高校に共通することではございません。また、誰かを傷つけるような話では全くなく、自分の置かれた立場での感じたことを書いております。

 私は今、高校一年生。これまでの地元での小さい世界を抜け、某大学附属高校に入学した。例のウィルスのせいで、一学期はほぼオンライン授業。途中から対面授業が始まったため、正確に言うと半年の半分も学校に登校できていない状況である。しかしながら、そんな短い期間でも、これまでに学校生活で受けた刺激を遥かに超えたものを受けた。今回は、その一部を紹介したい。


 大学附属高校と聞くと、普通の家庭が行くところではない、並大抵の人が行けるところではない、そんなイメージを持つ人がいるだろう。その通りだ。きっと私は周りよりも若干の恩恵を受けて、高校に入ることができたと感じている。本当に感謝している。だが、自分ではそこまで裕福な家庭ではないし、県や国、奨学金を活用させてもらい、学校に行っている。感謝以外なにもない。反対意見があるかもしれないが、私は庶民だ。


気づいたこと① ボンボンがいる

 この言い方は、あまりしないほうがいいだろう。言い方を変える。家庭に経済的余裕があり、ものすごいバックグラウンドを持った人がいる。当たり前だが、その割合が小学、中学と比べて大きくなっている。お金に対しての考え方が、おそらく根底のほうから違っている。でも、もちろん、このような人が全てではない。

気づいたこと② 多様性

 最近、この言葉にずっと悩まされている。多様性と聞くと、良いイメージを持たれる方が多いだろう。時代の流れからしても、多様性を大事に〜などといった謳い文句が多い気がする。
 私は、地元では勉強もスポーツもまぁまぁできる方で、周りと比べることで、自分は優れている、と自分の自信を保っていた。だが、偏差値70以上、恵まれた境遇の中で育ってきた人が集まる高校では、そんなの通用しない。通用するはずもない。どの分野においても、異次元なレベルで尖っている人がいて、自分は入ってすぐにメンタルがやられた。瞬殺だった。そもそも、うちの高校は、人と比べる精神なんてないから、他者と比較して、自分のプライドを守る、なんて人は一瞬でやられる。何もしないと、鬱になる。なにか頑張ってみよう!と少し足を踏み始めるのはいいものの、若干の結果しか残せないのであれば、何もしないのと同じ。ある分野で、バカみたいに尖ってるやつら、羨ましい。だから、ここで一言アドバイスしておく。

たった一つでいい。鬼のように尖れ。

私が今書いているような高校へ行ったとき、尖ったものは武器になる。逆に、ほんの少ししか出てないものは一瞬で砕かれる。「出る釘は打たれる。出過ぎた釘は打たれない」理論と同じだ。

気づいたこと③ 未来に対する情熱に関して...

 細かいことは言えないが、附属なので内部進学として大学に進学できる。まぁ、未来に対する情熱にかけるというか...まぁこれは完全に当たり屋のような批判なのだが。推測だが、やはり普通の高校のほうが、将来に対しての不安など(大学受験)を抱きやすいため、未来を真剣に考えるのだと思う。その分附属は、大学は決まってるし、ボォーっとしててもあと7年は安泰で過ごせるため、激しく落ちたり上がったりという起伏があまりない。自分は、人生は起伏だと思っているので少しギャップがあった。

(この点は完全に自分の責任だ。当たり屋のような批判をして申し訳ない。)


半年でどう変わったのか

 人生は2周しないので、実体験で、普通の高校との完全なる比較をすることはできない。だから、正直言うと、分からない。

今までは、周りの人や兄弟、家族、先輩、地域の人、インターネットなどで、これからの人生についてデータを得ることは多かったが、附属に進んだことで、そもそも附属に通っている人はそんなに多くいないし、周りにも多くいないため、参考にすべきデータがない。ネットで高校生の一日!みたいなのをググっても全く参考にならない。だから、自分が、今大衆から少しずつ離れていっているのは感じている。多分この先、自分は普通の人が歩んでいく道からドロップアウトしていく。

自分をつくる要素の一つに、"周りへの抵抗"がある。

わからないことだらけだ!

編集後記
まだ半年の半分にも満たない附属生活のなかで、感じたことや思ったことはたくさんありましたが、その一部を言語化してみたら、予想よりもまだ、思考がまとまっていなかったんだなぁと感じました。私の人生を書き記していますが、それをよく自分の人生と比較し、少しでも私よりいい人生を送ってもらえたらいいなと思ってます。

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