GanーCancer告知まで

2020年の9月末に受けた健康診断の結果が手元にきたのが10月下旬。
他の人よりも結果がくるのが遅かったように思う。
検診時の乳房の超音波検査で左胸の時間が長く、エコーをしている間に
始めて自分でしこりに気づいた。
もともと嚢胞をもっていたので、また今回もそれかな?と思っていた。
第1子の妊娠から授乳までの2年間、乳がん検診をしていなかったので
久々のマンモーとエコー検診だった。
その結果、「即、外科を受診してください」のD判定。
ちょっとびっくりしたが、ま、嚢胞だろうと思っていた。

近所の乳腺専門のクリニックを予約しようとするもWEB予約をみると1ヶ月先まで埋まっていた。TELしてみると当日朝に数個の空枠がでるのでそこで申し込んでくださいとのこと。会社に休みをもらい朝いちでWEB予約してクリニックへ。
再度、エコーとマンモグラフィーを受診した。

クリニックの先生は女性の先生で、病院内にある先生を紹介している雑誌記事をみると、近くの胃腸科の病院の娘で父親の影響で地域医療に貢献したいと思い、乳腺専門のクリニックを開設したとある。なかなか、人の良さそうな先生だった。

のっけから

「しこりの形がね、、、、悪性腫瘍の疑いがあります」

と、一刀両断に言い放った。

え?

先生は淡々と、次に必要な針生検の検査についての説明をしてくれ、その説明書きの書類の上にはっきりと「悪性腫瘍の疑い」と書いてくれた。

ひととおり、針検診の説明が終わると、「質問ありますか?」

「先生、今年のはじめに断乳をしたのですが、乳ののこりとかそういうものかもしれない可能性はありますか?」と質問。

正直誰だってガンって言われたくないし、信じたくないよね。

「次の検査をして腫瘍が何なのかを確認しますからね」

「はい」

先生はまともなことをおっしゃる。当たり前だけど。

帰宅してからわたしは検索魔となる

「乳ガン 針検診 悪性確率」
「乳がん エコー 画像」

「善は急げ」とは全く逆、でも嫌なこともさっさと片付けたほうがいいので翌日に会社の休みをもらい、針生検へ。
麻酔をするので痛くないとは聞いていたけど、乳に針を刺して細胞をとると聞くだけで首のあたりがむずがゆい感じがした。
病院の昼休憩の時間を使っての細胞採取。先生、看護婦さん、事務のオネエさんありがとう。わたしのために40分もお休み削られて。

結果は2週間後とのこと。
先生の机の前に広げられたエコーのレントゲン画像が、昨夜みたGoogle画像検索の乳がんのどの形にちかいのか、食いいいるように見ていた。
素人判断はいけないんだけど。
でも自分の腫瘍はいびつで境界が不明瞭であることは見て取れた。

正直、この針検診のあとも生きた心地はしなくて、何度も何度も検索しては同じページを見て、「ガンだったらどうしよう」そればかりを考えていた。

でもそのおかげで「ガンであったときにどう対応するか」心構えができていた。

1.会社を辞めるのかどうか

2.行きたかった理学療法士の専門学校の入試をどうするのか

3.入院中の育児のこと

4.治療にかかるお金について、ガン保険は入っていないけど、金銭的に問題ないか

これからのことを記録的に書いていこうと思う。特に4についてはみんな気になるところだと思うから。


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