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時としてそれは励みでもあり呪いでもあり(2023年を振り返る)

■時としてそれは励みでもあり呪いでもあり

私は、昨年の自分よりも成長していたいと思っている。
2022年のhbkは、とても強大だった。
それは、時として励みになり呪いにもなった。
できる限り写真の道に人生を捧げたが、不安は拭えなかった。
このままでは超えれる気がしないと絶望したのは、2023/10/21の恭梓朗の一周忌を過ぎたあたりだった。
このままでは、超えれない。私は心底焦った。
そこで最終的に写真以外にまで手を出してみた。

以下に超えるべく2023年は色々なことに挑戦したことを並べてみる。

■色々と挑戦したこと


・「撮る」ことの日常化

2022年が強烈で強大だったことから、2022年12月から対策を考えていた。
その中で、まず挙がったのは「単純に撮影の数が足りない」ということだった。
そこで、「撮る」ことの日常化をより張り詰めて考えるようにした。
趣味も仕事も写真なので毎日撮るのは当たり前だったが、2023年は自分のための写真を毎日撮るように心がけた。
最初は少し大変だったが、gigiカメラの登場により大幅に改善された。


・gigiカメラ


gigiカメラとの出会いは運命的と思う。
正式名称 NIKON COOLPIX 4100
2004年製のデジカメの画素数は、当然フィルムよりも荒い。
ファミリー向けのカメラなので、私の反応速度に全くついていけない。

普段の仕事のカメラと比べると「マシンガンと火縄銃」くらい性能差があった。

とんでもない不便で不親切なカメラ
しかし、その不便も工夫次第でなんとかなる。
表現芸術とは、そういうものだ。
「工夫と達成」これが、大事なのだ。

これに改めて気づき直せたことは大きかった。

巷でストリートスナップと称した街角ポートレートが流行していて、それにあやかって友人知人、先輩後輩をgigiカメラで撮影してみた。

・自撮り


gigiカメラの登場で、飛躍的に私が写真に映ることが増えた。
これまで使用していた一眼レフは絶対に他人に触らせなかった。
しかし、このgigiカメラはその抵抗がない。
おかげで誰にでも気軽に渡して撮ってもらうことが増えた。
これは、特に個展で活かされた。

・何をみても何かを思い出す 個展
SQUASHでの個展は、2023年を語る上で外せない。
HBK!として活動してもう23年が経つが、過去最高の来場数だった。
そして、過去最高の大変さだった。
頭がおかしくなりそうだったが、その大変さが報われたので嬉しかった。

今年の展示は、過去最高に少なくて
Blue展
何をみても何かを思い出す展 

の二つだけだった。

来年も多くはないが、計画してやろうと思う。
それよりも他にやってみたいことがあるのでそれを優先するかもしれない。

・ギター弾き語り


撮り続けても2022年を超えることができそうにない…
そんな不安が膨らみ写真表現に限界を感じた私は、ついに写真以外に可能性を見出そうとした。
その不安のタイミングでボギーさんからお声がかかり、好気と思い引き受けた。
知らない世界に挑戦することは、楽しい。

そして、自分に芯があればどこに行っても大丈夫とも思った。
私の芯は、写真なのだと再確認できた。

■来年2024年の予定、目標


ギターの弾き語りは、私の精神上大きな変革をもたらしてくれました。
来年は、写真一辺倒ながら色々他のことにも挑戦してみようと思います。

私の写真の技術で大事なのは、「空気と運」なのですが
これをさらに磨きをかけるような取り組みをしたいと思います。

あとは、来年は福岡以外での写真展を開催したいと思います。
撮ったものを世に知らしめたいです。
私の被写体たちを忘れ去られないように「認知としての延命」ができるのであれば、もっとメディアなどに出たいです。
取材や特集してくださる人いたら、ぜひお願いします。

裏方からプレイヤーになりたいです。

■感謝


被写体の皆さん、撮らせていただき本当にありがとうございました。
私の写真は、この世に被写体がいないと撮れません。
それを今年も噛み締めました。
この世にいる間しか撮れません。本当に

皆さん、これからもよろしくお願いします。

あと、今年もいろんな方がイラストを描いてくださいました。
ありがとうございました。
とても嬉しいです。もう少し溜まったら1冊にまとめれそうです。

他にもファンの方々、色々な差し入れやプレゼントありがとうございました。
素敵なものから狂ったものまでどれもこれも嬉しかったです。
いつも励みになってます。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。



魂の赴くままに撮る。撮りたいものを撮り続ける。

それは、誰かの日常であり、誰かの非日常である。
それは、誰かの思い出であり、誰かのアートである。

そんな写真を撮り続けたい。

そして、晩年に何をみても何かを思い出すだろう。
多分それで一生が終わる。

人はいつか死ぬ。私もいつか死ぬ。あたなもいつか死ぬ。
そして、写真が残る。その写真もいずれ朽ちる。

何をみても何かを思い出していたいし、
何をみても何かを思い出してほしい。



順不同に今年の思い出のほんの一部
記憶に強く残っている写真10枚に無理やり絞ってみた。

■強烈な記憶の思い出を



1・HBK! アー写
そういえばちゃんとアー写として撮影したのは久しぶりのことだった。
髪の毛に指を引っかけたのは、この撮影の時に閃いた。
pokkeありがとう



2・AMYのハロウィンの時のショー
カーテンが開いた時のインパクトがすごかった。強烈に美しかった。



3・忘麺会
6年ぶりの開催
丼でこんなにも個性が出るのだと
みんな違ってみんないい




4・別れ
何をみても何かを思い出していたい
いつか終わりが来る。それは、誰も知らせてくれない。
だから、悔いないように日々を生きねばならない。
もっと撮っておけばよかったとか、思ってるようでは私はまだまだ三流だなと痛感させられる。



5・SQUASHでの個展
無事に終わって片付けしてる時の1枚
剥がしながらHBK!を形成したのは、実はアレアでの展示から2回目




6・城谷会談 at 御花
とても雰囲気があり美しかった。
提灯の場所調整を細かくスタッフに伝えて撮影した。
城谷さんとは、数奇なご縁で知り合った。この世の何がどう作用して何に影響を与えるかわからないと本当に思った。世界は広いようで狭く、そして深い。



7・綾乃女王様の水責め撮影
ゴボゴボが美しかった。
重しをつけてても人間の体は浮こうとする。
彼女の作品撮影のために体が浮かないように手で押さえてる健気なM男さんが面白かった。



8・浮羽円形劇場での切腹ピストルズ
ものすごい熱量が当たり一面に充満していて、そこらじゅうででエネルギーが爆発していた。今年のライブで一番覚えている熱量
次点にgigiラスト空室



9・はるね成人式撮影
gigiは終焉を迎える中、最初で最後の私が企画したイベントがはるねの成人式撮影だった。gigiカメラが発掘されたのはこの日。ターニングポイントの日



10・弾き語り
📸pokke
写真表現の限界を打破すべく人生初のギターの弾き語りライブに挑戦した。
間違いなくこれからも忘れない。



他にも数えきれない思い出がある。
いつか個展で披露しようと思う。


と、2024年が3ヶ月経ったある日に思い立って投稿する。
基本的にはインスタでの投稿と同じである。

これは、私へのサポート機能です。 次の撮影、次の次の撮影のための資金として使わせていただきます。