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#2 ボロボロのくせに高いスウェットを買った

最近は仕事から早く帰られることが多くて、お気に入りの喫茶店に行ける日が少し増えた。優しさの塊みたいなオーナーさんにいつも癒される。気取ってなくて、あるがままで姿を見て、いつもこうなりたいなと感じる。
人生の大きな夢とか目標はまだないが、どんな人間になりたいかは常に考えている。どんな仕事をして、どのに住もうと自分がなりたい人間像に近づけているかが大事だと思うようになってきた。どんな人になりたいんだっけ?と自問自答する。何をするかが目的に考えてしまうが、結局はそれらは全て、自分がなりたい人間になるための手段に過ぎないよ、手段は色々あるから固執する必要ないよ、そう考えると少し楽になる。オーナーさんはそんなことを考えてるきっかけになる人の1人である。
よくお店行っているが、オーナーさんとの会話はそこまでない。ただ必ず帰り際に「いつもありがとう」と笑顔で言ってくれる。何歳になっても、認識されている、気づいて貰えていると実感できると嬉しくなる。大人にならなくてもいい部分まで変にオトナになってしまい、日々こういうことを忘れてしまう。些細だけど人であるためには大事なことだ。オーナーさんみたいな人間になりたい。やっている職業は全く違うけど、こんな人になりたい。

山盛りの毛布 実家を思い出す柄。洒落た店内にミスマッチな感じもするが、なんだかこの店を象徴しているようにも見えて撮った。写真を撮るためにキョロキョロとすると以前なんとも思わなかったことに気づく。
子連れでも安心して来れる店。今って喫茶店やカフェに行くことが自体が目的かするじゃないですか。それもいいけど、本来は全ての人が憩うことができる場所。
くしゃみをしたら、花粉症?と言ってくれた飴 何か特別なものが入っていると言っていたが忘れた。

爪が割れた。伸ばしていた爪が割れてしまったらしい。悲しい。思わず写真を撮ったけど、すごく好きな写真が撮れてしまい、一緒に悲しがることを忘れた。些細な悲しみを共有してもらえることは幸せだ。


ボロボロののスウェットを買った。古着が好きなので、よくボロボロの服を買う。
新品の綺麗な服でも、ダメージ加工が施された”ボロボロ”の服もあるのだが、なんだか惹かれない。古着を買う理由って人と違うものが着たいとか、価値があるものが欲しいとか色々あるかもしれないけど、僕が古着のロマンみたいな部分に惹かれて買っているのだろうなと最近よく思う。

アメフトかホッケーのチームらしい。単純にプリントが良いよね


高い服や個性的な服、価値のある服を着なくても、他者からの評価(ウケ)だけを気にするのであれば、高見えして清潔感のあるプチプラを着てうまく生きていける。凄まじい加工の技術の駆使して作られた現行のダメージが施された服はお金を出してしまえば、すぐに手に入る。でも古着のロマンや古着を着ることによる高揚感はやめられない。言語化すれば高揚する理由はたくさんあるのだろうが、単純に袖を通す度に、ワクワクして1日が楽しくなる。服から派生して色んなことに思いを遣る。理想の個体に出会うまでにかかった年月や相場より高いだの安いだの、店のオーナーがどうだの全てひっくるめて古着は楽しくて、ロマンとワクワクに満ちている。だから今日もまたボロボロの服を探している。

ナスコン チープ且つローテクな染料だからこその色落ちだそう 好き

消費者として古着を楽しむのであれば、知識があろうとなかろうと、直感を信じて買えば良いじゃない。趣味の世界で頭でっかちになってたら、自分を苦しめる謎のこだわりを持つと途端につまらなくなる。筋の良いというか、自分が豊かになれるこだわりであれば持った方がいい。

リブが長い、古いスウェットのディテールだそう

2回目の更新だからかやけに気合いがあり、ダラダラと思いつくままに書いてしまった。あくまでも写真がメイン

カメラをベットの近くに置いておき、起床直後に撮ってみた。

京都のローカルパチ屋

小さい頃からチオビタのCMでくるりの音楽を聴いていた。くるりの存在を全く知らなかったけど、聞き覚えのある曲ばかり。

別日にまた撮った 気に入り過ぎ

職場で嬉しいことがあった。嬉しくて涙が出そうになった。忘れたくないので、帰り道に写真を撮った。光が綺麗だ。

白黒が好きになってきた
ホワイトデーでケーキをあげたら、ケーキがかえってきた。またケーキで返そう。

写真を撮るのを辞めない、頑張って記録し続ける、可能な限り言葉にする。



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