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先週のショートショート【23年01月16日~01月22日】

■2023年01月16日(月)
妻からのお題は「ぶどうジュース」。ジュースといっていいのは、100パーセント果汁のものだけ、ということを知る。そうかあ。ぶどうジュース工場に勤めているが、ぶとうを見たことがない男の話を書こうと思ったが、無理だな。ということで、朝ジュースを作っている男のもとに隣の奥さんが正体不明のフルーツを持ってくる話を書いた。書いているうちにホラー風味になった。妻からは「最近で1番いい」と絶賛の声が返ってくる。「フルーツ」というタイトルでアップロードする。

■2023年01月17日(火)
妻からのお題は「サポーター」。どちらの意味だろう。体につけるサポーターのほうで書く。終末感のある話。街が壊れる話は定期的に書きたくなる。タイトルは「荒天」。妻からは「なるほど」と返信がくる。たぶんオチが弱いのだろう。Chiekoさんのアドバイスでタイトルを「めでたい」に変更する。

■2023年01月18日(水)
妻からのお題は「ヘリコプター」。テレビのニュースでみかけたカッタくん(幼稚園にあらわれるモモイロペリカン)の影響をうけ、保育園にあらわれる小さなヘリコプター話を書く。インプットしたものを即座にアウトプットした。無理やり感は拭えない。無理やり落とそうとして書いたオチは削除。「幼馴染み」のタイトルでアップロードする。

■2023年01月19日(木)
妻からのお題は「ものさし」。現物のものさしからはなにもでなかった。いまさら成長するものさしというのも。で、考え方のモノサシでいくことにした。また、オチのない話になってしまった。「兄貴の本棚」というタイトルでアップロードする。

■2023年01月20日(金)
妻からのお題は「映画館」。都会に出現した名画座の話を書こうと決める。ただ懐かしいではいけないのだが、それっぽくなってしまう。「趣味に走らないように」と妻から返信がくる。そうね。いま森下愛子といっても通じない。作品や俳優の名前をなるべく往年の名画座に近づける。最近、ふんわりした話が多い。シャープな話を書きたいけれども、思うようにならない。

■2023年01月21日(土)
妻からのお題は「分解」。なにが分解できないといって、人間ほど分解しにくいものはないだろう(したら気持ち悪い)。分解に偏執的にこだわる少年がやがて医者になっていく話を書く。その病院からは死人が出ないのだが、理由は自由に想像してほしい。タイトルは「分解修理」にする。自分ではうまくまとまったと思ったが、他人に伝わるかどうか。むつかしいかもしれない。

■2023年01月22日(日)
妻からのお題は「手加減」。うまいアイデアを思いつかず、道場破りの話を書き始めて、なんとなく書き終わってしまう。「普通」と言われた。まったくその通りで、ぐうの音も出ない。「手加減道場」というタイトルをつけてアップロードする。タイトルだけなら面白そうである。keikoさんには「同タイトルで一から書き直してみたほうがいい」と言われた。その通りだ。

■まとめ
最近、難産が多い。〆切り刻限は20時10分前くらいだが、はるかに突破して21時頃まで書いていることも珍しくない。これだけ書けないのにはなにか理由があるに違いない。すこし休んで考え直すか。いままでのパターンでは、もがいているうちになんとかなることが多いのであるが。休んだら、だらけるだけでなにもしない。唐突だが、今年の目標。noteの「いいね」、いまは8~13あたりで推移している。今年は20あたりを目標に置きたい。

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