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先週のショートショート【24年06月09日~06月14日】

■2023年06月09日(日)
keikoさんからのお題は「挨拶」。悩んでいるううにまた時間がなくなる。ネットでは「挨拶ってタイパ悪くね?」という話題で持ちきりである。挨拶がなくなった未来、挨拶を求めて山登りにいく若者の話を書く。ありがちかもなあ。「失われたもの」というタイトルをつけてアップロードした。

■2024年06月10日(月)
keikoさんからのお題は「隣の芝生は青い」。途中まで書きかけて手が止まる。はたと気がつくとまた19時半だ。よくないなあ。気を取り直して小学生の話を書く。あれ。お題をなぞっただけだ。また書けかけの作品に戻り、完成させる。こちらはいいか悪いかわからない。時間ぎりぎりだが妻に送り、評価を頼む。「両方ともまったくダメ」。やっぱり……。最初に書きかけた作品を手直しし、「禁断の惑星」というタイトルでアップロード。妻からは「休め」と言われる。

■2023年06月11日(火)
妻にもらったお題は「交換」。最初ロボット方面で考えるが、交換人気というワードが浮かんで来たので、人と猫の交換日記の話に切り換える。タイトルは「交換日記」にした。妻からは「なんか惜しい!」という返事が来た。修正しないままアップしたのに頭に来たらしい。「前だったら頑張ってよくしてたけど、もうそういう気力もないからほんとにやめなよ。みっともないから。」と言われる。いちばん傷つくやつだ。向こうは向こうで編集者としての仕事を表立って言わないことに傷ついているらしいが。

■2023年06月12日(水)
妻からのお題は「まんじゅう」。まんじゅうから連想を飛ばすのは思ったより難しい。餡とか皮とかパーツで話ができないかと模索するが、思いつかない。結局、温泉町の温泉饅頭の話を書く。いまいち。気分を変えるために散歩。近くにある妙法寺に行った。五時閉門だそうだ。セシオン杉並に引き返す。歩いているう饅頭合戦という言葉が思い浮かぶ。石合戦からの連想だろう。饅頭だったら怪我もしないだろうし、現代的かもしれないと思って書いてみる。こちらのほうがちょっとマシだ。両方、妻に送る。温泉まんじゅうの話は「まんじゅうよけの地図」のアイデアが面白いと言われる。その線に沿って書き直してみたが、まだなにか足りないと言われ、ペンディング。饅頭合戦の話を「正体不明」というタイトルでアップロードした。

■2023年06月13日(木)
妻からのお題は「ひつじ」。ひつじの人形の話を書こうとしたが、話が動かない。しかたなく、「ひつじがいっぴーき、ひつじがにーひき」というやつのひねりを書く。ひねりというほどひねっていない。ダメだな。妻からはなぜかOKが出る。短かったからだろう。「安眠の儀式」というタイトルでアップロードする。

■2023年06月14日(金)
妻からお題を貰うような雰囲気ではない。LINEには「死ねばいいのに」と罵倒の言葉が残っている。今日はこれで書こう。うわあ。むちゃくちゃリアルな話になってしまった。どうしよう。でも面白いしなあ。いいや、上げちゃえ。タイトルも「死ねばいいのに」にしちゃえ。気違いという言葉はどうかと思うと感想をもらい、頭がおかしいに変える。

■まとめ
ショートショートを書く動機のひとつに「読んでもらえるから」というのがある。そのためnoteには「ビュー」機能がある。ひとつ書くと、だいたい200から300くらいビューがつく。ところが、noteのビューを分析した記事を読んでしまい、がっかりした。noteのビューはPV(クリックされた回数)ではなく、単なる表示も含まれているという。フォロワーの画面に新作が出ましたよと表示されただけで、1回となる。だから、実際にページが開かれるのはよくて2割。この時点で40人に減る。開いたからといって、最後まで読む人は少ないだろう。ということは、多くて10人くらいか。ほとんど名前までわかるレベルである。なあんだそういう仕組みかと思い、意欲かなり減退。知り合い7人、たまたまタイトルに興味を引かれた人が3人くらい読んでくれているのが現状である。創作プラットホームというのは言い過ぎで、単なる蓄積用クラウドにすぎない。

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