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先週のショートショート【07月25日~07月31日】

■2022年07月25日(月)
妻からのお題は「右側通行」。交通系とゴルフ系は避けてくれと言っているのに……制御不能だから仕方ない。冒頭のシーンだけは浮かぶ。歩行ロボットにいきなり威嚇射撃されるのである。ということは、監視社会ものか。いちおう、書き終えるがすっきりしない。タイトルは「警告社会」にする。オチがそもそもダメだった。妻から怒濤のようなダメ出し。

■2022年07月26日(火)
妻からのお題は「フライパン」。けっこうむつかしいとおもう。「私」がゴミ捨て場からフライパンをひろうシーンから始める。展開は考えていない。フライパンの精が出てくる。それだけでは足りなかったので、いろいろな精が出てくる。タイトルは「ものたち」。

■2022年07月27日(水)
妻からのお題は「てるてる坊主」。困ったな。考えているうちにうとうと眠ってしまう。このお題ではあまりひねった話は書けない。ありがちなシーンをつなげてふつうの話を作った。ふつうのつもりなんだけどな。タイトルは「通り雨」にする。妻は「オチがないって言われるんじゃない」という。私もそう思う。

■2022年07月28日(木)
妻からのお題は「日傘」。困った。また昨日と同じように書けない。困った時の手法で「完璧な」という形容をつけてみる。完璧な日傘。完璧な日傘をほしがる人とは……と逆算して考えて行くが、こういうやり方は苦手だ。どうしようもないものが完成する。妻には「残念」と言われてしまう。私も残念だ。とはいえ、毎日出すのが信念なので、なるべく刈り込んで、完璧な日傘」をアップロードする。

■2022年07月29日(金)
妻からの課題は「鈴」。ショートショートの書き方を忘れてしまったようになにも浮かばない。「鈴なり」というタイトルを先に考え、結婚詐欺の話にした。妻からは「うー」という返事。まったく面白くなかったらしい。改善策もなし。ぽつぽつと新作を書く。先の展望などなにもない。神社で麻縄をゆらしたら、でかい鈴が落下してきて、がらんがらんと転がり出した。どこへ行くのだ。なんのために。とりあえずの結末をつけて、妻に送信。「バカバカしくていい」との返事。もうなにが面白いのか、私には判断がつかぬ。タイトルは妻の発案で「待て待て」。

■2022年07月30日(土)
妻からのお題は「お留守番」。Akiさんが可愛がっているロボホンがお留守番をする話を書く。作中のエピソードには、昨日届いたクール宅配便の話を使う。うわあ。想像力なにも使ってないじゃないか。オレ、最低。タイトルは「お留守番」にする。

■2022年07月31日(日)
妻からのお題は「引き出し」。あれ。書けそうなお題なのになにも思いつかない。ほんとに不調だな。ドラえもん的だが、引き出しをあけたらどこかにつながっているという作品を書く。タイトルは「別宅」。どこにも面白みがない……。

■まとめ
スランプ週。想像力が発動しない。お題から飛躍できないし、話もうまく転がらない。よく乗り切ったといいたいところだが、乗り切れてない。惨敗。

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