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先週のショートショート【23年04月03日~04月07日】

■2023年04月03日(月)
妻からのお題は「点検」。なるべくお題の単語は本文に入れ込まないように作るのだけど、今回は全面的に押し出した。だらだらと長く書いてしまう。タイトルに困った。「遠来の客」としたが、遠来ではあっても客ではないよなあ。なにか適切な言葉はないかな。

■2023年04月04日(火)
妻からのお題は「かゆい」。かゆみといえば、アレルギー。アレルゲンとなるようなイヤな人物を登場させようと思い、書き始めるが、オチが決まらない。へんな話になってしまった。いや正直に言おう。典型的な失敗作だ。オチを割ってもいいやと思い、「馬耳東風」というタイトルをつける。妻は呆れていた。

■2023年04月05日(水)
妻からのお題は「アルバム」。だんだん背中を向ける人が増えていく不思議な卒業アルバム、というアイデアを考えるが、うまく展開せず。結局、思いつくままによくわからないものを書いてしまう。タイトルは「顔なし」。「なんだかわからない」と妻には不評。もっともな評価だと思う。オチを変更。不思議なことにnoteでのウケはよかった。

■2023年04月06日(木)
妻からのお題は「城」。「ある城」というタイトルが浮かぶ。お城といえば脱出用の抜け穴だ。バタバタとショートショートを仕上げるが、ふぬけた内容。バスのなかで改訂するが、削るだけではどうにもならない。頭を切り替え、別作品を書き始める。「私は城として生まれた。」出だしだけはいいと思う。嘘っぱちの伝説のようなものを書きたかった。400字ちょっとで終わる。妻に「とっちらかっている」と言われ、修正してからアップロード。タイトルは最初「ある城」だったが、ぎりぎりで「伝説」に変更する。

■2023年04月07日(金)
妻からのお題にして、週間の課題は「スーパーの袋」。どうにもとっかかりがなく、難しい。気がつくと朗読30分前。あわてて業務スーパーのレジの話を書く。猫を書きたかったが、出せずじまい。ポリ袋と猫は手垢がつきすぎていて、アレンジしにくい。「有料レジ」というタイトルにする。

■まとめ
あっと言う間の一週間だった。昼間仕事の原稿を書き、夕方ショートショートを書き、夜に朗読してまた通常原稿を書くという日々が続いた。となると、なんとか効率化して、短時間でショートショートをでっち上げられないかという気持ちになるのだが、結論からいうと無理で、やはりある程度の時間はかかる。考えているうちに朗読30分前となり、あわてて書き出すということも一度や二度ではなかったが、それはアイデア出しやプロット構築がうまくいかなかったためであり、思考時間も入れればトータルで二時間かかる。今週の反省。「点検」はもうすこしうまく書けたはず。

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