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先週のショートショート【04月04日~04月10日】

■2022年04月04日(月)
妻からのお題は「植木鉢」。植木鉢ねえ。なにを書けばいいのだか。とりあえず誰かが植木鉢を売りにくる場面から書き始めてみる。長くなってしまったので、前半を大きく削る。自信はなかったが、妻の評価は「良」であった。タイトルはそのまま「植木鉢」。

■2022年04月05日(火)
妻からのお題は「非常口」。とくだんアイデア浮かばず。こういうときは書き始めてしまう。火事にしよう。逃げまどうさまを描写しながら、なにか変化をつけられないかと考える。いちおうオチまで書き終える。タイトルはお題と同じ。

■2022年04月06日(水)
妻からのお題は「数珠」。ひとつアイデアは浮かぶものの、展開にとても困る。短い、あっけないショートショートになってしまった。間が持たないので間にひとつシュールなシーンを挟んだが、やはり唐突すぎて、妻に「いらない」と言われる。改稿。タイトルは「お葬式」とする。

■2022年04月07日(木)
妻からののお題は「孫の手」。じいちゃんの誕生日に実物の孫の手をプレゼントする話を書くが、いまいち。ふわんとした話になる。
推敲するが、うまくいかない。没にした。猛烈に背中のかゆい田中が孫の手を買いに行く話にする。直球だ。タイトルは「人気者」にする。妻が「あなたは人間以外を書くといいねー」と呆れている。Twitterノベルなどを除き、700編目のショートショートになる。

■2022年04月08日(金)
妻からのお題は「顕微鏡」。これは一週間前に出た。ショートショート部全員共通の課題でもある。光学顕微鏡、電子顕微鏡、ほかになにかないかなと考え、神様顕微鏡を思いつく。思いつくというほどのアイデアではないが、とりあえず書き進んでみる。いちおう最後まで書けた。妻にシャーレの部分も付け足すといいとアドバイスをもらい、改稿ののち、アップロード。「神様顕微鏡」というタイトル。ありがちなネタだったので、もう一本書くが、妻に気持ち悪いと言われ、没。

■2022年04月19日(土)
妻からのお題は「消火器」。散歩しながら考えたが、めざましいアイデアは出なかった。ぼんやりと消火器同士が連携している世界を想像する。AI家電ということである。タイトルは「消火器たち」とする。

■2022年04月10日(日)
妻からのお題は「師匠」。すこしでも知っている世界というと、どうしても落語になってしまう。ロボットに弟子入りする話、というのはすぐに思いついた。困ったのは展開とオチである。結局、妻に何度か相談し、無難なところに着地した。タイトルは「弟子入り」。

■まとめ
だんだんショートショートを書くのにかかる時間が長くなってきている気がする。集中力が落ちているのか。べつに長い時間をかけたからといっていいものが書けるわけではない。


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