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先週のショートショート【23年08月20日~08月25日】

■2023年08月20日(日)
妻からのお題は「トイレットペーパー」。過去に一度、無限トイレットペーパーという馬鹿な発明ものを書いている。物不足というときまってトイレットペーパーから亡くなっていくので、その謎を書いた。オチはありがち。タイトルは「物不足」。

■2023年08月21日(月)
妻からのお題は「カテゴリー」。最初、スーパーの商品カテゴリーをアリストテレスの10のカテゴリーと入れ替えるようなことを考えていたが、勉強の時間がないし、ちょっと展開がむつかしそうだ。ホームセンターの地下迷宮の話にする。オチが弱いが、とりあえず書き上げる。「ジャンボ・カテゴリー」というタイトルでアップロード。妻から「オチが」という指摘がある。困っていると、「遭難にすれば」というアドバイス。ただちに書き直すが、このオチに持っていくためには、全面改稿の必要があった。長めだった話が1300文字まで膨れ上がる。調整して、1200文字まで減らすがこのあたりが限界。

■2023年08月22日(火)
妻からのお題は「疑惑」。いろいろな疑惑があるので、頭の中が混乱する。焦点がなかなか合わない。浮かびあがってきたのが「疑惑の女」というフレーズ。息子が結婚したいといって年上の女を実家に連れて行く。結局、この言葉は使わずに終わった。タイトルは「死神」とする。タイトルがオチである。Chiekoさんの指摘で、女性の見た目をどう見ても二十代から二十歳そこそこに変更する。そのくらい化け物じみていたほうが後半につながる。

■2023年08月23日(水)
妻からのお題は「ユニフォーム」。切り口が見つかれば書けそうだが、いくつか書きかけて失敗する。ユニフォームを作る側の人を主人公に据えて書いてみようと思ったときには〆切り時間を過ぎていた。Clubhouseの間、ずっと改稿を続け、最後に読む。タイトルは「謎の仕事」にする。Clubhouseでもオチの弱さを指摘され、全面改稿。主人公を吸血鬼にする。

■2023年08月24日(木)
妻からのお題は「絵文字」。苦戦するのが目に見えているようなお題だ。案の定、書けない。絵文字自体ではなんともならなかったので、絵文字が絵そのものになってしまう設定で、絞り出すように書いた。「絵(文字)」というタイトルでアップロードするが、あとで「絵文字」に直す。妻からは「これ、絵文字じゃなくてスタンプだよね」と指摘がはいる。その通り。

■2023年08月25日(金)
妻からの課題は「郵便」。年上の使えない新人が配属されてくる話を書く。タイトルは「新人」。妻に「無駄だとおもう」と言われる。別作品を書くことにする。マンションの隣の部屋が郵便局になってしまう話。そのうちそのマンション全体が郵便局化する。キャラ頼りはもう止めようと思ったのに、結局、郵便局長のキャラクター頼りの展開になってしまっている。妻からは返信も来ない。もうこれ以上粘る時間もないので、今日はこれにしよう。「郵便局長」というタイトルをつける。

■まとめ
先週、書き直しについて書いたが、今週は全面改稿である。悪化している。着地点を決めずに書くという方法論がそろそろ限界に来ているのを感じる。いままで、状況があれば、それにしたがって書いていれば、なんらかの着地点に到達したのだが、最近はうまくいかない。「おや?」と思うほどの状況を思いつかなくなってきている。あるいはそこから強引に最後を引き出す力が出ない。体力が落ちてきているのかなあ。朗読会に向けて、面白かった作品を選ぶ作業をしているので、もう一度、なにが面白いのかを考え直そう。

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