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先週のショートショート【23年01月02日~01月08日】

■2023年01月02日(月)
妻からのお題は「審査員」。審査というのは評価を得点化する行為で、面白い。いろいろアイデアが浮かんできそうな予感がしていたが、こういう予感は裏切られる。なにも形にならない。21時までかかり、ようやく一編、書き上がる。ビジュアルに偏った作品。中身がちょっと薄かったか。妻には18歳の言葉遣いではないと、語彙の選択を注意される。タイトルを「ファッションショー」としてアップロードする。

■2023年01月03日(火)
妻からのお題は「パズル」。免許証がジグソーパズルになっているという非常に厭な話を書く。妻から「面白い」の反応がくる。900文字を越えたので長さが気になったが、あまり削る箇所がない。「パズル」のタイトルでアップロードする。

■2023年01月04日(水)
妻からのお題は「赤信号」。うまくいかない。ありきたりな発想しか浮かばない。赤が点灯し続けるという時点でもうダメだな。中断して、新宿ピットインに森山威男クインテットを聴きに行く。いま体験してきたことをほぼそのまま「停止せず」というタイトルで書く。信号の赤は停止の意味だから、停止しない話でもいいだろうと勝手な判断をしてアップロード。

■2023年01月05日(木)
妻からのお題は「ガード下」。とくに意図していなかったのだが、書いているうちに怪談となる。それ以外に終わりようがなかった。妻には好評。「幽霊」というタイトルでアップロードする。

■2023年01月06日(金)
妻からのお題は「師範」。ざっと調べてみたところ、武道系の言葉だ。よくわからん世界だな。ええい、ロボットを出してしまえ。「跡継ぎ」という作品を書き、アップロード。上げてからオチを変え、全体を短くした。もっと推敲してから出せばいいようなものだが、一度書き上げてからでないと弱点がわからない。完成→アップロード→推敲というのはあきらかに手順がおかしいが、いちおうアップロード前にも推敲はしているのである。それでも一度完成したと思ってからが本気の推敲になる。困ったものだ。

■2023年01月07日(土)
妻からのお題は「忘れ物」。なにを忘れるか。眠気にしようと思いつき、ほぼ支障なく書けた。タイトルにすこし迷い、「出会い」とつけて、アップロード。

■2023年01月08日(日)
妻からのお題は「カミソリ」。安全カミソリの話はすでに一度書いている。思い出を書いたエッセイみたいになってしまった。「大人」とタイトルをつけてアップロードする。

■まとめ
ずっとノンストップで続けてきたClubhouseでの朗読を大晦日から1月4日までお休みしてみた。朗読なしの執筆はどうなるのだろうと思ったが、書くことは書ける。ただ、やはり20時までに書き上げるという制約がないと、時間が不安定になる。達成感にもすこし欠ける。朗読したあと、とくに感想を聞くわけではないのだが、気配でだいたいの出来が推測できるのだった。

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