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雑誌を読まねば。

 読書の質というか、分布があまりよろしくないと思う。
 純文学とエンターテインメントしか読んでないのだ。エンタメはSF、ミステリー、時代小説とすこしは幅広いが、所詮は小説のうち。
 いわゆるノンフィクションとかドキュメンタリーとか入門書とか啓蒙書、歴史書のたぐいをぜんぜん読んでいない。
 以前は読んでいたエッセイ類もさっぱりだ。マンガも読んでいない。
 書店に行っても勘が働かないのだ。
 なぜかと考えて、雑誌を読んでないからなのではないかーと思いついた。雑誌にはいろいろな人の書いたいろいろな文章が載っている。そういう多彩さに触れず、自分の感触だけで小説世界をうろうろとしていた。
 せめて「本の雑誌」でも読んでいればよかったのだが、それもいつの間にかやめてしまっていた。雑誌だ雑誌。
 思えば昔は雑誌が大好きで、月に4、5冊は読んでいた。とくに気に入っていたのは廃刊になってしまった「奇想天外」である。
 なにか1冊でもいいから復活させねばならないと思って、いま、そのなにかに迷っている最中である。

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