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情報関係者が懸念する竹島テロで日韓衝突

2023/11.11

韓国に行き政府関係者の方と話をしてきた。韓国の政府関係者の方は朝鮮戦争で10代の頃に朝鮮戦争を経験したので、かなり北朝鮮の脅威を感じている。退役はしているが情報機関で働いて、北朝鮮に部下を送り込んで、韓国が北朝鮮のスパイに政権を乗っ取られたときに、一度逮捕されて危ない目に遭ったと言っていた。

韓国は北朝鮮と接しているので、日本ほどののほほんとしていない。韓国の方がリアルに戦争がいつ始まるか分からないと感じている。

アメリカからも人が来ていて、その情報では、竹島あたりでテロが起こりそうだという。韓国も北朝鮮が工作に入る可能性があると認識をしている。

竹島でテロが起きた時に、日本側からは韓国が仕掛けたと見える。韓国側からは日本に仕掛けられたと見えるような形で、メディアが煽ると 日韓関係がかなり危なくなると懸念している。

韓国側はこれまで日韓関係が冷え切っていたが、やっとユン大統領政権になって若干良い方向に向かってきたところで、それを北朝鮮側にやられるのは危険だと言っている。

一番怖いのは世論だ。ハマスのイスラエル侵攻も仕掛けたのは、明らかにハマスなのだが、アメリカ国内世論は親ハマスの方が優勢だ。30代、40代以降は親イスラエルの方が多いが、若年層はハマスが可哀そうだ、パレスチナ人のことを考えろと親パレスチナ寄りの世論を形成している。

バイデン政権は10月7日にハマスがイスラエルを侵攻してから数日間、コメントを出さなかった。おそらくハマス側につくのか、パレスチナを応援するべきか、イスラエルを応援するべきかと綱引きがあった。最終的にはウクライナ支援のバジェットを取ろうと、イスラエル擁護を始めたのだが、アメリカ国内で若者が急に親ハマス、パレスチナの動きになってきたので、ハマスに対して強硬だと言っていた割にはトーンダウンしてきた。

その世論の動きのことを考えると、日本と韓国国内での世論の動きが非常に今後の鍵になっていく。

嫌韓が本になって書店に並び、それを半島よりのメディアが大々的に取り上げて、韓国が嫌われているとやり始めたのと同時に、親台湾プロパガンダが台頭してきて10年以上が過ぎたが、冷静に振り返ってみると、親台湾プロパガンダと嫌韓プロパガンダはセットで出てきた。

その一番のメリットは浙江財閥にあった。中国から台湾に渡っていった外省人と北朝鮮が連携をして、親台湾プロパガンダと嫌韓プロパガンダを同時に出している動きがあるように見える。

韓国の情報関係者が一番懸念していたことは、それまで情報機関は韓日の間で情報交換して、北朝鮮内の拉致被害者の情報を共有したり、逆に日本が持っている北朝鮮情報をもらったりしていたが、安倍政権になってから一旦途絶えたことが非常に懸念であるという。

日本と韓国の関係が悪化することが、やはり中国の思うつぼなのである。中国は韓国を潰したいと思っている。ついでに日本も取りたいと思っているので、日韓関係を悪化させて常に関係をこじらせておきたい、衝突させたいという思惑がある。

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