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【米中間選挙】トランプ猛追。妨害の裏に、また、あの男の姿…
2022/05/28
https://www.youtube.com/watch?v=cZyWD2Myc1w&t=616s
■ トランプが推す候補者が100人
今年は中間選挙の年。アメリカの中間選挙は議員が1/3ぐらい入れ替わる。共和党の候補者を選定する選挙、アメリカは州の共和党の候補者を選ぶのも、共和党内で選挙をして勝ち抜かないと候補者にもなれないシステムになっている。
そんな中でトランプが応援をしている候補者が、どんどんと勝ち抜いている。
先週はトランプが応援している候補者が、なんと83人も勝ち抜いたということで、今週はついにそれが100人になった。こういう流れになってきている。このトランプ絶好調。全然トランプ前大統領の話はメディアにあまり流れてこないが、やはりトランプ支持者、トランプが前に共和党の議員がかなりの数、あっち側に寝返ったのが前回の敗戦の要因だったと考えている人も多い。
トランプが応援したことによって候補者になり、さらに議員になれた人が増えてくると、トランプが次に大統領選に出る瞬間に、これが効いてくると思っている。
共和党の中、どちらかと言うとグローバリスト寄りの人達、大企業に慮る議員が結構いるので、前回の2020年の大統領選挙の後、明けた1月にトランプ前大統領を裏切った人たちが、トランプ推しのふりをして最後はパッと大企業に阿った。
あの時にトランプを裏切る議員が続出するのではなくて、トランプを支えてくれていたらどうなったという想いが、トランパーの間であったようで、今回そういった思いが、トランプを次に再選させるために、トランプが推薦している人を候補者として勝たせたいという保守派の思いが現れてきていると思う。
都合のいいことにバイデンの支持率が劇的に低迷している。このままだとアメリカは間違った方向に進むだろうという思いの人がなんと8割以上いるようだ。バイデンがボケているからではないと思う。明らかにアフガン撤退の失策辺りから、この人にアメリカを任せていいのだろうか。このまま放っていたらアメリカは間違った方向に行くのじゃないかと考えている人が、かなり増えてきた。
■ 補助金だけとる策士テリーゴウ
今こうやってバイデン大統領の支持率がぐっと下がってきている中で、トランプ派が猛追してきている、ナショナリストにとっては非常に嬉しい展開になっているが、ここでせっかくトランプが伸びてきているところに足を引っ張るあいつがやってきた。フォックスコンのテリーゴウ、あのシャープを値切って買収した策士のテリーゴウ。
彼はウィスコンシン州にメガファクトリーを作ってMake America great again.アメリカの製造業を強くするぞと言いながら、実は何にもやってなかった。税額控除だが、補助金貰う詐欺だったと言われている。約束したことを守らない。13,000人雇うと言って全然雇わない。結局500人ぐらいしか雇わなかった。
そんなフォックスコンに税額控除みたいな補助金をつけるという話になったのだと言う人がいて、これはナヴァロとトランプが連れてきた工場だ。あいつらの利権だったのかという批判が巻き起こっている。
ウォールストリートジャーナル
iphoneの生産を手掛ける台湾のフォックスコンが、ウィスコンシン州南東部のこの一角をハイテク製造拠点化する工場建設計画を発表してから5年近くが経つ。しかし3000エーカーの敷地には数棟の建物しかなく、巨大な変電所はおおむね利用されておらず、新しい道路にも車はほとんど走っていない。しかしフォックスコンは今や発揮されたその壮大な計画の為に、インフラ整備や土地取得の費用を負担せざるを得ない状況に追い込まれている。人口約27,000人のこの村の特別課税地区に対するフォックスコンの支払い額は、次の課税年度から年間3600万ドルと2倍以上に増え、インフラ負債が完済されるまで20年以上その水準が維持される。地元の指導者たちは上下水道などの整備にかかった数億ドルの費用をフォックスコンが支払い続けてくれることを頼りにしており、そのインフラを利用して次の大規模投資を誘致できることを期待している。
本当に払い続けるかなと心配である。
2017年フォックスコンがホワイトハウスで、ウィスコンシン州の巨大な新工場で大型液晶ディスプレイを製造する計画を発表した際、現地は大きな期待を寄せていた。最新鋭の工場は13,000人を雇用する予定で、州から30億ドル近い税額控除を受けられることになっていた。当時のトランプ大統領は、その大規模工場は世界の8番目の不思議になるだろうと述べた。しかし、フォックスコンはほどなくして米国での製造コストの高さを理由にこの計画に難色を示した。
やるやる詐欺である。要はこんな工場を作って、あんな工場を作ってと言うだけだったらいいが、言うのは起業家だから、自分がこういう投資計画で、こういう工場を作って、こういうビジネスをやっていくと言う。ここまでは普通の企業家なのだが、ロビイング活動を行ってナヴァロに取り入って、自分たちに補助金を用意してくれと言って、来ておきながら何もやらなかった。
結局ウィスコンシン州が投資して作ったインフラの費用分は、フォックスコンが将来的に払っていかないといけないという話なのだが、本当に払うかという含みがある。払ってくれなかったらウィスコンシンはやばい。
■ トランプがフォックスコンを呼んだと批判
そのことがやはりウィスコンシン州で非常にネガティブに響いていて、トランプとナヴァロは何かおかしくないかと言われるようになっている。
アメリカは製造コストが高いから撤退する。そんなことは普通に考えて、始める前に分かる。アメリカという国も台湾と違って、環境団体も非常に多いので、台湾みたに汚染物質を垂れ流しっとは行かない。太陽光パネルの工場を作るにしろ、液晶ディスプレイの工場を作るにしろ、液晶ディスプレーも結局は半導体をたくさん作らないといけないので、除害設備と呼ばれる環境対策用の設備をたくさん作らないといけない。
そういうものを用意すると絶対コスト高になる。それなので台湾でアイフォンを作るとか、台湾や中国で工場を運営するのとは違うということは、最初から分かりきっていることなのだ。
それはTSMCも同じで、TSMCもアメリカでもやると言っておきながら、アメリカで工場を作ったらコスト高なのだからどうしようかなとゴネて補助金を引っ張り出そうとしている。
TSMCの創業者モリス・チャン人はこのテリーゴウの 親戚だ。テリーゴウのお母さんの従姉妹が、モリスちゃんの嫁さんなので親戚同士で、いろんなところで投資してやると言いながら、補助金を引っ張り出すロビー活動をしているが、気に入らないってなったら、パッとやはり止めたとやる。そういう手口を取ってくる中国の大陸からやってきた人たちだ。
この浙江財閥の手口、投資すると言ってやって来ておきながら、人の国の助成金を使うだけ使って、サイナラとやっていく。しかも環境基準を守っていない。環境基準を台湾でも中国でも守っていない汚染企業が、アメリカとか日本で同じ水準で仕事ができるわけがない。
それなので始まる前からある程度どうなるかは見えていたと思う。そういう工場建設計画だった。やはり予想通りの展開になっていた。ポシャるのは分かっていたけれど、これがトランプ叩きの材料に利用されているのは、非常に残念だなと思う。
ただしトランプ前大統領が猛追してきているので、そこは期待できるかなと思う。
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