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トランプ超え候補出現?米大統領選に孫正義の影が!?

2023/09/27

https://www.youtube.com/watch?v=v8_LfYMa6jM

■  米大統領の共和党No.3候補と孫正義氏

何を話すにしても孫正義氏の影が見えてくると盛り上がる。今回は起訴されて来年の大統領選に出馬ができない危機にあるトランプ前大統領に代わる、トランプ2.0と話題の共和党候補者ビベック・ラマスワミ氏はNHKでも大絶賛されている候補者である。

『トランプ2.0支持率上昇のラマスワミ氏って?』 (NHKニュース)
「連邦政府職員の75%は解雇」「不法移民対策に軍を投入する」
来年のアメリカ大統領選挙に向け、“トランプ流”を踏襲しながら型破りな政策を掲げ、支持を集める起業家のビベック・ラマスワミ氏。
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては「アメリカの国益のため、東部ドンバス地域の一部をロシアに譲渡する」と発言し、物議をかもしたこともあります。
野党・共和党の候補者選びで支持率3番手に浮上してきた無名の新人、ラマスワミ氏はいったいどんな人物なのでしょうか。
 
「両親はほとんどお金を持たずにアメリカにやってきて、私は数十億ドル規模の会社を設立した。アメリカンドリームだ」
 
インドからの移民の両親のもとに生まれ、中西部オハイオ州で育ったラマスワミ氏。
父親からは「目立ちたいならば、傑出した存在になれ」と言われて勉学に励み、ハーバード大学に進学、イエール大学ロースクールでも学びました。
その後、薬品開発に携わる会社を設立して起業家として成功。自身の体験から、人種などに関わらず夢を実現できる社会を目指すと訴えています。
ビジネス界から、共和党の指名争いに加わったラマスワミ氏。
自身を政治の“アウトサイダー”と位置づけ、ほかの候補者たちを「プロの政治家」、「献金者の操り人形」などと批判。
「政治のしがらみがない自分だからこそ、既存の政治勢力にはできない改革を断行する」断行すると打ち出しています。

NHKが一押しの共和党候補者ラマスワミ氏は、だいたいNHKが押している時点で少しウンとなる。

NHKによれば会社を設立して数十億ドル規模になって大成功をしたと言われているが、やはりその会社が何かが香ってくる。

このラマスはロイバントという製薬会社を立ち上げているが、2017年に孫正義氏のソフトバンクが11、6億ドル(約1500億円)の契約を結んで投資した。そして2年後の2019年にロイバンド社はエンジバントを含む5社の株式を大日本住友製薬(現住友ファーマ)に売却した。そしてラマスワミ氏は売却益により1億7500万ドル(約250億円)のキャピタルゲインを得た。それを選挙資金に当てている。

彼は政治のしがらみがない自分だからこそ、既存政治勢力にできない改革を断行できる。ほかの候補者を献金者の操り人形と批判し、自分はクリーンだ。誰からもお金もらっていないと言っているが、孫正義氏から金をもらっているも同然である。

トランプ2.0という触れ込みで、トランプより俺は右なのだと言いながら、浙江財閥の代表選手である孫正義氏の錬金術で選挙資金を作り出していたというオチだ。


■  中国とも深い関係にある

さらにワシントンポストは、ビベック・ラマスワミ氏は大統領候補として中国に対して厳しい姿勢を示し、アメリカ企業の中国とのビジネスを禁止すると公約を出した。しかし数年前、ラマスワミ氏はハンター・バイデンに数百万ドルを支払ったと同じ中国共産党系の家族を含む中国共産党幹部とビジネスを行っていた。おそらくこれがラマスワミ氏が台湾を中国に譲ることに積極的な理由を説明しているのかもしれない。そしてラマスワミ氏はバイオテクノロジー企業のロイバントを設立し、中国国営投資会社シティックグループのプライベート・エクイティ部門と提携し、シノバントという会社も設立している。浙江財閥だけではなくて、さらにもっともっと踏み出している。

このワシントンポストは、アメリカの議員会館に陳情に行くと、だいたい机の上に5誌が並んでいるが、そのうちの1種である。

そしてラマスワミ氏は、なんとアメリカの保守系メディア大手のフォックスニュースでも、中国共産党の家族と繋がっていると報道されている。フォックスニュースは、ラマスワミ氏のビジネスパートナーのリュウレイフェイは元共産党ナンバーファイブの息子で、その妻ジャリーチンさんは元国家安全部長官の娘なのである。

トランプ2.0ではなくバイデン2.0だ。バイデン大統領よりも一歩先を行っている。ハンター・バイデンよりも一歩も二歩も中国共産党にかなり近い。ジョー・バイデンよりも、ハンター・バイデン2.0ぐらい行ってしまっている。

共和党の大統領選候補者第3位まで浮上してきたのだ。いったいアメリカ大統領選挙はどうなるのか。これからも注目を浴びていきそうだ。

孫正義氏は政治の重要なところに必ず現れる。2020年の大統領選でも浙江財閥が用意したのは民主党候補として出てきたアンドリュー・ヤンだった。アンドリューヤンはTSMCの実質支配者で浙江財閥トップの焦佑鈞が経営する会社の子会社社長の息子である。その彼をアメリカで資金的にバックアップしていたのは、ソフトバンク創業時の資金援助者であり、アリババのナンバーツーのジョセフ・サイだ。

本当に孫正義氏は世界の政界におけるプレゼンスの高さが半端ない。こんなアメリカの大統領選で民主党候補に自分の仲間から連れ出してきて出馬させ、金を出している。そして今回も2024年に共和党から候補者を出させる。

ここまでアメリカの大統領選挙にちょっかいを出してくるということは、日本の選挙はとっくの昔にやられているのではと思われる。

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