見出し画像

ロシア原水艦ハバナへ、第二のキューバ危機か?

2024/06/10

AFPニュース『ロシア原子力戦水艦がハバナに寄港へ、核兵器は搭載せずキューバ国防省』という不穏なニュースが出た。

キューバ国防省は6日、ロシア軍の原子力潜水艦が来週、首都ハバナに寄港すると発表した。核兵器は搭載されないという。

同省によると、寄港するのは、ロシア海軍の原子力潜水艦「カザン」、フリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」に加え、石油タンカーとサルベージタグを含む計4隻。12~17日の日程でハバナに停泊する。「いずれも核兵器は搭載していないため、わが国への寄港は周辺地域への脅威とならない」としている。

キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は先月、ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で毎年5月9日に行われる対独戦勝記念日の軍事パレードに出席し、ウラジーミル・プーチン大統領と会談をした。

ロシアとキューバの関係は、2022年のディアスカネル氏とプーチン氏の会談以来、緊密さを増している。東西冷戦時代、キューバはソ連の重要な衛星国だった。1962年にはキューバ危機が発生。ソ連がキューバに核ミサイルを配備したことが発覚し、世界を核戦争の瀬戸際に追い込んだ。

最近のニュースで、西側陣営は、プーチン氏が核を使用するだろうと煽っているが、プーチン氏は余程のことが無い限り「使用しない」とのメッセージを発信している。

他のニュースでは、バイデン大統領がウクライナに対し、大量の武器を供与して、近々、ロシア領を攻撃するために使用するではないかと言い出した。ミサイルは、すでにロシアが占領している地域に対し、使用されている状態であり、ロシアの国防省もウクライナに対し、アメリカが供与した地対地ミサイルのATACMSが使用されていると主張している。

アメリカへ牽制の意味もあり、ロシアが原子力戦水艦を出しているのではないかと言われており、アメリカに対し、「これ以上、ウクライナに関与するな」というメッセージだとも言われている。

ロシアは、アメリカから経済制裁を受けてはいるが、「全く経済には影響がない」とプーチン大統領もアピールをし、購買力平価では、日本よりも強いともアピールする中、世界経済フォーラムとは別の国際経済フォーラムをサンクトペテルブルクで開催している。

この国際経済フォーラムは、ロシアのプーチン政権が各国への投資を呼び込む場として知られ、親ロ国が集まり、中国やアフリカ諸国などウクライナに対し、ロシアの侵略を避難しない国の人たちが集まった。確実にロシアが世界を二分しに来ているのだが、中国は、どちらが勝つにしろ自国に有利になるよう両方に顔を出し、両方に良い顔をしている。

今回、プーチン大統領の2人の美人の娘が出席をしていると注目を浴びている。しかし、公式には彼女らが、プーチン大統領の娘だとは認められていないのだが、恐らくプーチン大統領の娘だろうと言われている。

現在、「NATO対BRICS、G7対BRICS」でロシアは、世界を二分しようとしている動きが、ますます明らかになって来ているのだが、今回の国際経済フォーラムでは、面白い事がある。脱炭素推進のダボス会議に対抗し、脱炭素に反対する資源国の集まりなのだ。

恐らくグローバリストのダボス会議側は、第3次世界大戦にずるずると引きずりこもうと考えているのではないだろうか。日本は、グローバリストのダボス会議寄りであり、世界は、今後どちらに向かうか分からない。

最近、日本が、「アメリカの言なりだ」と主張している方がいるが、むしろ自ら喜んでグローバリスト路線に走っているように見える。例えば、アメリカでは、未だにパンデミック条約を議会でどのようにするのかを話し合い、改正案の内容も国民に対して公開している。しかし、日本は、絶対に見せず、国民に対しても見せない。WHOの場でも発表しない。

日本が、どのような提案をしているのかを世界にも公表しない姿勢を、ここまで徹底していると、恐らくグローバリストの拠点は日本ではないかとも疑いたくもなる。アメリカでは、真剣に反対している人たちがおり、言論統制もされていない。ここまで情報公開されない国はないと言う程ひどい状態なのだ。

脱炭素も日本が世界で1番進んでおり、炭素の排出量削減を進めているのも恐らく日本であろう。脱炭素推進で日本は電力も足りておらず、工場もピーク電力需要の際には、持ち回りで工場を止める。電力が足りないのにも関わらず「半導体工場を作る為の電力を大量にくれ」と言っているのだ。

データセンタを作るにも電力が足りず、「原子力発電を使おう」と、色々と言われ始めている。日本が現在、憲法改正を声高に訴え、「有事がやって来る、有事がやって来る」と言ってはいるが、なぜ有事がやって来ると分かるのだろうか。逆に有事を引き起こそうとしているのではないかと勘ぐってしまうのである。


ITはもはや民間が軍事を超え、IT技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。
深田萌絵メルマガ「世界とITのヤバい話」では、日米中のニュースを中心に、IT起業家と元アナリストの視点から多角的に解説。
他にも、紙面ではなかなか取り上げられにくい幅広いお話ができればいいなと思っています。
よろしければ、ぜひご購読ください。


■ 深田萌絵ブログ
http://fukadamoe.blog.fc2.com/
■ Twitter
https://twitter.com/Fukadamoe
■ Facebook
https://www.facebook.com/moe.fukada.35
■ youtube
https://www.youtube.com/channel/UCJD2JwJNPzi1qcLizxmxbJA
■ 深田萌絵note
https://note.com/fukadamoet


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?