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米政府調査開始!! ファーウェイ規制違反チップの先に日本の●●議員?

2023/09/18

https://www.youtube.com/watch?v=xILqa-lDKP0

■  台湾が支える中国の最先端スマホ

例のファーウェイの最新5GスマートフォンのMate60Proが発売されてから、アメリカ政府内に大激震が走っている。

アメリカの中でも最も半導体問題に厳しく対処してきたレモンド商務長官が、中国に入ったその瞬間に、中国はアメリカの制裁を受けているのに、ファーウェイが最先端チップを使用した最先端スマートフォンを発表した。

今やファーウェイのショップの前には長蛇の列ができ、Mate60Proを買おうとする中国人で、かなりホットな状態になっている。

このファーウェイの最新スマホMate60Proに使われているAIチップは、Kirin9000Sというもので、人によっては5ナノと言われたり、7ナノだと言われている。

とにかく5ナノにしろ7ナノにしろ、どちらもアメリカ政府が中国に輸出してはいけないと同盟国に対しても通告を出している。最先端半導体製造機材なくしては製造できないはずのチップが、そのファーウェイ製のスマホに入っていることで、アメリカはかなり脅威を抱いている。

この最先端のスマートフォンは5Gを搭載し、そして高軌道衛星との通信もできるかなりのハイスペックだ。実際は7ナノだと言われているが、スマホを開けてチップを分析してみると、7ナノよりも少し細いとか、7ナノのもう一つ先の技術ではないかと色々言われている。

最先端チップが入ったMate60Proは、かなりの人気で売り切れする店舗も続出ということだ。

実際は中国のスマホの通信事業者にいろいろ聞き取りをしたところ、中国政府がiPhoneよりもファーウェイのスマホを買いなさいと奨励している。このファーウェイ製品を買う人は愛国者だと中国政府が煽っている。

そのような中で、実はファーウェイの創業者が、空港でイミグレーションする時の荷物検査で、彼のカバンから出てきたのは、ファーウェイ製のタブレットではなく、apple製品のiPadだったと、中国のネット上で指摘されソーシャルメディアを賑わせている。

問題のMate60Proのスマホに搭載されているチップが、5ナノなのか7ナノに不透明性が残っている。

報道の内容もまちまちだが、7ナノだったらTSMCの兄弟会社(裏で株主が繋がっている)で、スミックと呼ばれる江沢民の息子の資金が入っているSMICが作ったのだろうと言われている。SMICはトランプ大統領時代に、中国解放軍と繋がっているとして制裁まで受けている会社だ。


■  私が殺されたら犯人は日本のあの議員

しかし本当に5ナノだったら、もうTSMCしかあり得ない。報道はまちまちで7ナノだったらSMICが輸出規制をくぐり逃れて、どこからか7ナノの半導体製造装置を入手した。あるいはTSMCがアメリカを裏切って5ナノのチップをファーウェイに輸出していた。このどちらになっても、かなり由々しき問題がある状態だ。

最初は5ナノとして出てきたが、だんだん7ナノなのでSMICだという論調に変わってきているところを見ると、もしかしたら、SMIC製と報じることによってTSMCを庇っている可能性がある。

このファーウェイの最新スマホはワシントンDCでもかなりの世論を揺るがしている。バイデンの政策「狭い庭に高いフェンス」、スモールヤード・ハイフェンス政策で中国に対する輸出規制、技術を規制することにより中国のハイテク市場、ファーウェイの閉じ込め政策をやっているが、これが実は効果がないと批判が上がっている。

アメリカ政府も、ファーウェイがSMICやTSMCが関わっているかもしれない最先端チップを搭載したスマホが出したことで、かなり激震が走っている。

アメリカの商務省は、9月8日にファーウェイの新型スマホのチップ製造とアッセンブルを行ったのがどこなのかを調査すると発表している。

台湾経由で製造装置が流出しているのか、あるいはオランダから行っているのか、アメリカの国内の企業が裏切っているのか、チップがTSMC製で台湾そのものがアメリカを欺いていたのかを、アメリカ政府はハッキリさせようとしているということが言われている。

一部ではSMICがアメリカ製やオランダ製の製品製造装置を仕入れている、輸出先は台湾だったが、その後に中古として中国に流れているのではないのかと言う人もいる。

ただし中国の方では新華社が、バイデン大統領の狭い庭高いフェンス、スモールヤード・ハイフェンス戦略は大惨事に終わるだろうと嘲笑い、技術の封じ込めは難しい。彼らの政策は失敗すると言及している。

まさしくそのとおりで、もう抜け穴がいっぱいある。グローバルな時代なので、一度アメリカから外に出てしまうと、実際にそのものがどこにあるのかをリアルに追跡するのが難しい。そういうジレンマもある。この今の状態だとアメリカの中国封じ込め戦略失敗する可能性がかなり高いと言われている。

明日から私はワシントンDCに移動するが、私たちはこのTSMC事件、ファーウェイ事件についてアメリカの議員と、火曜日から話し合っていく予定だ。

中国のファーウェイの半導体技術を支えているのは間違いなTSMCだ。そしてTSMCとSMICはほぼ表裏一体の存在なので、どちらがやった以上に、底で繋がっているということが一番大事だと話をしてこようと思っている。

そしてTSMCに対して、素材から製造装置技術、NTTの次世代光電融合型半導体技術まで移転しているのが今の日本政府であり、それを率先しているのが日本の国会議員の○○氏であると話をしに行く予定だ。

だから殺されないように気を付けて行ってくる。私が殺されたら犯人は誰か。もはや中国ではなく、日本政府にやられるかも知れない。そう思うこともある今日この頃である。


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