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【岸田首相訪米】マイクロソフトのAIデータセンターとパンデミック条約

2024/04/15

■  岸田訪米に米政府高官は誰も出迎えず

先日、岸田首相が訪米した時の内容を、アメリカの政府関係者から聞いた。かなり香ばしいディールの話を、アメリカと続けようとしてきたことがうかがえる。

この岸田首相の訪米だが、支持率は下がっているのではと噂をされている。

『岸田首相、専用機を降りただけで「国賓待遇」をイジられた国民不信』
「4月9日に更新された首相官邸のエックスで、アメリカの首都ワシントンDCに到着しました。9年ぶりになる日本の総理大臣の国賓待遇での公式訪問が始まります。」という超自慢ツイートが始まった。

しかし、なぜか赤い絨毯は敷かれているものの、アメリカの政府要人が全くおらず、エマニエル大使だけがいて、そして日本人の子供しかいない。その後ろで仕事をしているのはANAの職員で、本当にアメリカで国賓待遇されているのか。横田基地でそれらしい演出をしているだけではないのかとヤジられている。

さすがにそれは嘘をつかないとは思うが、政府専用機を降りただけでここまでイジられるのは、岸田首相によほど人気がない証だ。

アスキーのニュース
『マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際』岸田首相はアメリカに行き、いろいろと投資の話や、ビジネスの話をしている。宇宙港の話をしたり、AIデータセンターの話をしたり、ハイアテテュードプラットフォームと呼ばれる高高度の気球での通信について語ったり、いろんなことを話してきた。

マイクロソフトは日本におけるAIおよびクラウド基盤の強化に向けて、今後2年間で29億ドル4400億円の投資を行うことを発表した。

アメリカを訪問した岸田文雄首相とマイクロソフト副会長兼プレジデントのブラッド・スミスが会談。アメリカのマイクロソフトエグゼクティブプレジデント兼CMOの沼本健、日本マイクロソフトの津坂美樹社長らが同席して発表した。

何か大きなお土産をもらっている。これぐらいの巨額投資を日本に呼び込んだのだから、支持率が回復するだろうと岸田首相はソロバンをはじいたのではないのだろうか。

スミス副会長は、「マイクロソフトが日本で事業を開始した1978年以来、最大の投資を行うことになる。デジタルインフラAIスキル、サイバーセキュリティ、そしてAI研究を含む総合的な取り組みの日本のデジタル競争力を高めることになる。AIが牽引する堅調な経済成長を実現する上で、重要な一歩になると確信している」と述べた。

■  訪米は日本ではなく台湾のため

その一方で岸田首相は「デジタル空間における経済活動が活発する中、マイクロソフトのようなデジタルインフラを持つグローバル企業との連携は、日本産業全体にとって重要である。マイクロソフトによる日本への新規投資の表明に感謝する。マイクロソフトは、さまざまな取り組みを通じて、我が国における生成AIの社会実装にいたら多大な貢献をしており、引き続きの協力に期待する。また、今後サイバーセキュリティ分野での連携も含めていきたいと考えているとのコメントを発表した。」

そもそもNTT法を廃止して、NTTを日本のGAFAにするという話はどうしたのか。NTT法がある限り、NTTはGAFAになれない、GAFAを目指せないと言いながら、マイクロソフトにすがるのは、自分が言ったことと実際にやっている事が滅茶苦茶矛盾しているのだが、そこに違和感を感じない頭脳なのか。

マイクロソフトが2年間でAIとクラウド基盤に4400億円を投資する。3年間で300万人に対してリスクーリングで、スキルアップの機会を提供する。そして、東京に研究拠点を新設し、サイバーセキュリティ分野における日本政府との連携強化という。

サイバーセキュリティを外国に任せても良いのか。自衛隊が貧弱だから、ほかの国に日本を守ってもらうことを委託する。それと同じような話をしているのである。

サイバーセキュリティはサイバー空間という第5の戦場と呼ばれている。戦場の最前線なのだ。陸海空と宇宙、そして第5の空間としてサイバー空間が挙げられている。これを自国で防衛する力がなければ、もう国家として成り立たない。それどころか任せてやる気もない。

AIデータセンターを作るという話の中で、能力強化のために主にGPUの増設を行うことが中心になるだろうと記事で言われているが、このAIデータセンターは、浙江財閥のエヌビディアがGPUを設計していて、製造はTSMCなので、結局はこの4400億円の投資の金はTSMCに流れる。いつも通りの浙江財閥の手先となったわが国の首相たちの営業活動だったというオチなのだ。

このAIデータセンターはいったい何になるのか。TSMCの製造したAIビジョンセンサー、インテリジェントビジョンセンサーは、監視カメラ用のチップだが、それを作って世界中にバラ撒き、NTT法を廃止してNTTの技術、光電融合技術、シリコンフォトニクスの技術、いわゆるIOWN構想で作られる世界最強の通信システムを使い、その末端のエッジからTSMCのインテリジェントビジョンセンサーを使い、ソニーの技術もあるのだが、そこから情報を端末ベースである程度の特徴点などを抽出し、それをNTTの技術を使った通信で収集して、その先にはAIデータセンターで浙江財閥のエヌビディGPUを使用したデータセンター、作っているのはTSMCだが、そこで。末端の人たち、世界中の人たちが「いつ、どこで誰と会って、何を話しているのか」を収集して、ここで解析をすることが出来上がっていく。その布石になっているのだ。

岸田首相はディストピアにまっしぐら。いつも、いつもディストピアにまっしぐら。それに増税を重ねて国民を苦しめ、そして世界監視システムを構築するまでに、パンデミック条約は絶対結ばなければならない。憲法は絶対に改正しなければならない。そして選挙は絶対無くさなければならない。そして最後には基本的人権を削除して、国民と世界の人たちを監視していこうと、本当で突き進んでいることがよくわかった。

■  お知らせ

4月27日福岡講演 久留米シティプラザ
『AIデータセンターとカーボンコンピューターの時代 人類最後のフロンティアとパンデミック条約』
 
4月28日東京公演 連合会館
『AIデータセンターとカーボンコンピューターの時代、人類最後のフロンティアとパンデミック条約』
 
時間は1時半開場の2時開演、そして4時までとなっておりますので、ぜひとも皆さんご参加ください。


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