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TSMCバブル! 浮かれる熊本知事、環境保護要件緩和と金の流れ

2023/07/15

https://www.youtube.com/watch?v=7W9L_H-w1zg&t=435s

熊本は大変なTSMCバブルに浮かれている。たくさんの農地が工業用地として買取られ、価格が2倍3倍の値段に跳ね上がっている。

建築業者もバブルで、とても高いお金で雇われている。日雇いの人達や、建設現場の人達のなかには、意気揚々と夜の街に飲みに繰り出して、一部ではまるでバブルの頃のようになっている。

半導体工場は大量の汚染物質を排出する。日本企業は有毒成分を抽出し中和する高価な除害設備を多数設置しているが、台湾企業は高価な除害設備は使用せず、かなりの環境汚染を犯していると指摘されている。

熊本県に対して、TSMCの子会社工場のJASMはどの様な工場計画を立てているのか、どの様な物質を排出するのか開示せよと要望を出しても、企業秘密だとして全く開示しようとしない。

それどころか地下水の汲み上げ量も1.2万トンと、かなりの量を汲み上げる予定で、まだ本格稼働すらしていないのに近隣の井戸水が枯れ始めている。

この件について菊陽町も熊本市も実態を見ようとしない。熊本県も逆に菊陽町の水は増えているという一部の観測井戸の結果を提示して、近隣の農家の意見は全く反映されていない。

JASMに環境影響評価法に基づく工場計画を開示せよと何度か訴えたが、熊本県は環境影響評価法に関わる環境要件を緩和すると言い出した。汲み上げた水量に対して、同等かそれ以上の水を地下に戻す涵養を増やせば、環境影響評価法におけるアセスメント評価を、緩和できる様にしようとしている。

そして、環境保護の法律を少し捻じ曲げる案も出てきている。汲み上げる水量以上に地下に水が戻る涵養を作ればいいと思っている人が結構いるが、企業が工場を作る時に地域の農産物を購入するので、農業の継続が確保でき、畑から地下に水が染み込むので、地下水の涵養量が維持されるという。

環境問題の世界ではよく使われる企業と政府のトリックだ。減っている事実をいかにも増えているかの様に話をする。

菊陽町のJASMは1日、1.2万トンの水を汲み上げているが、1.2万トンもの水が入ってくる涵養が本当に作れるのか分からない。どれほどの雨が降るのかも分からない。そして、畑ならまだしも、水田は水を溜めるので、地下に浸透しないから涵養と本当に言えるのかと疑問である。

半導体の工場では大量の水を必要としているが、水を汲み上げて同じだけの量の水を地下に戻せるのか。その為の水は一体どこから来るのか。

仮に今より地下水の涵養量を実質的に増やすとなれば、今は使われてない農地を探し出して、そこを涵養地にしなければいけない。それが本当に出来るのか。

それだけではなく、この手法で今まで環境利権として利益を得てきた人達がいる。環境法の要件を緩和される企業と、野菜を買ってもらえる農家に利益を流す仕組みを作ってきた政治家と官僚、それに絡む雇われ専門家たちの存在がある。そこでは強固な関係を結んでいるので、メスを入れるのはほぼ不可能だ。

県の環境審議会や地下水涵養検討部会委員長が、熊本の地下水財団の役員も務めている。そこに利益相反が絶対に起こらないとは言い切れない。

最終的には、知事が地下水の汲み上げ量を超える涵養ができたと判断し承認する。知事が誘致した企業や紹介した農家に対して、この企業に農作物を買ってもらいなさいと口を聞くだけで、涵養の量は増えてないのに、環境問題は解決したというトリックだけで承認が下りてしまう。

最終的に知事が誘致した会社に、自分が紹介する農家の農産物を買って下さいと言えば、その農家は喜ぶ。次の選挙の票が確実となれば、知事が承認を下さないことを本当にやるだろうか。

7月29日朝9時からオンライン決起集会です。熊本の水資源を守ろう。本当にこの涵養トリックで熊本の水資源を守れるのですか。無理ですよね。

チラシ配り大会の追加です。追加でクリアファイルと小冊子を皆さんに配っていただければと思います。チラシの方は無料ですけれども、クリアファイルと小冊子は一部100円頂いています。すみません。けっこう印刷代がかかるので、一部100円でご購入いただければと思いますが、50部か100部のまとまった数で販売していますので、よかったら皆さん是非ともご購入いただいて、ご近所の方に配っていただければいいなと思います。

チラシの方は無料なので、ぜひとも申し込んでいただければと思います。送料はすべて着払いでご対応お願いしますので、よろしくお願いします。

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