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なぜ仕事しながら不妊治療を続けるのは難しいのか ─待ち時間が驚くほど長い─

皆さんの周りに不妊治療を受けられている方、いますか。
私の職場では、私以外にはいない気がします。
厚労省の資料(不妊治療を受けながら 働き続けられる 職場づくりのためのマニュアル)によると、夫婦5.5組に1組が不妊治療を受けています。
仕事との両立ができな かった(または両立できない)とした人の割合は 35%だそうです。
なぜ、仕事をしながら不妊治療を続けるのは難しいのでしょうか。

3時間待ちは長い?短い?

病院の待ち時間ってかなり長いですよね。

急患のいない診療科で予約システムのある病院なら、滞在時間30分程度で終えられることもあります。

私たち家族のかかりつけ皮膚科だと、滞在時間いつも30分程度です。

混雑している病院なら、午前診察開始とほぼ同時に入って、終わったら正午近く、滞在時間3時間なんてこともよくあります。

息子たちの小児科や耳鼻科、予約できずに行くと3時間コースです。

実は、私たちの選んだ不妊治療専門クリニックで滞在時間3時間なら、かなり短時間な方です。

初通院での衝撃は今でも鮮明に覚えています。

不妊専門クリニックで3時間滞在ならかなり短時間

その日は、採精検査のため10時前に到着。

受付後、11時までに採血と採精を完了。

ここまではスムーズ。

その後、妻は超音波検査。

1時間ほど経過、正午過ぎに精液検査の結果が伝えられました。

妻の結果は、まだ伝えられません。

いつ呼ばれるか分からないため、お昼ごはんを食べに行くわけにもいきません。

待てども待てども呼ばれません。

いつも本を持ち歩く習慣があったので、待ち時間に読書にふけます。

ところが、カバンに入れてあった2冊の本も完読。

それでも、まだ呼ばれません。

15時前、ようやく妻の番号が表示され、中待合いに。

その数分後、診察室に入ります。

超音波画像を観ながら、先生が今後の治療について教えてくださいます。

診察後は10分程度で会計。

10時前から15時半ごろまで。

滞在時間約5時間半。

不妊治療を始めるまで、病院にこれほど長く滞在したことはありませんでした。

不妊治療を最優先できないと続けることは難しい

誰もが忙しい毎日を送っています。

初通院では5時間半。

1回の通院での滞在時間がもっと長い日もありました。

朝日のまぶしさを感じながらクリニックに到着。

治療を終えて外に出ると、すでに太陽は沈んでいた。

なんてこともありました。

仕事を持ちながらの不妊治療って、かなり難しいことをご理解いただけると思います。

不妊治療を最優先するために時間を生み出すことができないと、不妊治療を続けられないと思うのです。

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