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13年目の初キャッチ TE#92高谷亮太

新たな挑戦を始めるのには、エネルギーが必要です。それを決断する勇気も必要。そんな挑戦を始めた勇気ある選手が、今季6年目の#92高谷亮太です。
 
昨年までディフェンスラインとしてプレーしていた彼は、今年からオフェンスのタイトエンド(TE)にポジションを移しました。
 
ディフェンスからオフェンスというだけではなく、ボールを扱わないラインポジションから、ボールを扱うスキルポジションのTEへ。プレー内容が大きく異なるポジションチェンジは、彼にとって非常に大きな決断でした。

結果を残した初めての試合

「最初はめちゃくちゃ緊張して、思うようにいかなかくて、サインミスもありました。でも、次のプレー、次のプレーと切り替えていくと、コーチからもその調子でいいと言われました」
 
自身のTEデビュー戦となったディアーズ戦を振り返って、#92高谷は語ります。TEとして初めての試合。緊張やミスがあるのは当然。それでも前を向いてプレーできたことが、彼のコメントからも窺えます。
 
そして、その前向きな態度が結果的に、コーチからの高評価につながったのでしょう。
 
実際、1Q二度目のオフェンスシリーズは、彼のトラップブロックがキーとなるラン攻撃から、最後はルーキーRB#28香川将成のタッチダウンランへとつなげていったのです。


13年目の初キャッチ

#92高谷はこの試合、好ブロックを見せるだけにとどまらず、4Qにはパスキャッチも記録しました。
 
実はアメリカンフットボールを始めた当初は、ワイドレシーバー(WR)だったという#92高谷。ただ、WRとしてプレーしたのは短い期間だったため、彼の13年にも及ぶアメリカンフットボールキャリアの中で、これが初めてのパスキャッチだったそうです。
 
「ハンドスキルにそれほど自信はないのですが、とりあえず飛んできたら一所懸命に取ろうと思っていました」
 
そう謙虚に話す#92高谷。試合でパスキャッチを記録するのは簡単ではありません。しかも、見事なハンドキャッチを披露したことで、TEへの適性を大きくアピールできたのは間違いありません。

チームのために

もちろん#89福井雄哉、#82藏野裕貴という実力と実績を兼ね備えたTEがいることを、彼は理解しています。このまま試合に出られるとは、まったく思っていません。
 
だからこそ、彼は今、必死に努力を続けています。
 
「リズムとかも全くディフェンスとオフェンスとでは違いますし、セットの仕方、WRのポジションについたりと、今練習しているのは初めて経験することばかりです。ただ、それも前向きにとらえて、チームに貢献できるよう努力している最中です」
 
コンバートの難しさを聞かれた#92高谷が最後に語ったのは、チームに貢献するため努力しているということ。彼はまさしく“チームのため”に困難な道を選択し、そして今、成長を続けています。自分が新たなアメリカンフットボール選手に生まれ変わることが、フロンティアーズの連覇につながると信じて。


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【試合日程】
◆春季交流戦
富士通フロンティアーズvsIBM BigBlue
6月19日(日)14:00〜 @富士通スタジアム川崎

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