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1プレー目から強く激しく OL#55安東純一

胎内ディアーズ戦で、パスで6つのタッチダウンを奪うなど、合計60点を挙げ開幕2連勝を飾ったフロンティアーズ。試合後に、強力オフェンスを牽引するOLの#55安東に話を聞きました。「開幕戦では思うようにオフェンスが機能しない部分があったので、今日の試合でしっかりとスコアでき勝利できたのは良かったですね。個人的には、もっと最初から気持ちを高めてプレーしたいと思っています。僕は尻上がりに気持ちが上がっていくタイプですが、最初からピークに持っていって、それを持続させるのが理想。やっぱりパフォーマンスは気持ちで左右される部分が大きいですから」と、メンタル面での課題を確認したよう。

4年目を迎える今季は、OLのポジションリーダーを務めます。「勝山さん(現コーチ)、望月さん、小林さん(#72)と、凄い選手たちをずっと見てきて、たくさん吸収させてもらいました。そんな先輩たちが作った強く激しいフロンティアーズのOLを継続していきたい。今はメンバーが交代した時に、交替前のメンバーと同じパフォーマンスができていないのが課題。細かいディティールも含めて、シーズン終盤には強いOLを完成させたいです」。

以前はボールをスナップするセンターでもプレーしていましたが、現在は外側のタックル一本に。パワーと共に俊敏性も求められるポジションです。「ポジションによって動き方や当たり方が全然違うので、奥が深く面白さがあります。1年目のシーズンオフの体重が113キロで、今は137キロ。トレーニング量を増やして、計画的に体を大きくしてきました。今のコンディションが一番と思える一方で、プレーしていると『もっと動きたい』と思うこともあるので、体重を少し落としながら、自分なりにベストなパフォーマンスが出せる体作りをしていきたいです」。

最後に3連覇を目指す今季の決意を聞きました。「毎年、メンバーが入れ替わり新しいチームになりますが、『フットボールが好き』というのは、全員に共通すること。そして、そのフットボールに一生懸命取り組むのがフロンティアーズらしさ。自分たちのプレーを体現して、相手を圧倒したい。今年も日本一になるので応援よろしくお願いします」。オフェンスの最前線で激しくぶつかり合うアメフトの象徴的なポジションに、次戦も注目してみてください。