自己理解入門(入門シート付)
『転職活動は自己理解から始まる』
はじめまして。ふじたか@転職侍です。
僕は新卒でIT企業に入社して3年目に退職しました。以降、5回の転職を経て現職に至ります。
転職を繰り返した大きな理由は
「やりたいことがわからない」
ということでした。
結論から言うと「自己理解できていなかった」ことが原因でした。
本noteは僕のように「無駄な転職を繰り返したくない人」や「やりたいことがわからない人」に特にオススメします。
5回の転職で何が変化したのか。大した技術もないのになぜIT企業で幹部社員として働いているのか、年収を倍増できたのか。経歴を元にご説明します。
新卒 - ITバブル -
僕が新卒でIT業界を志望した理由は、大学の合同企業説明会でした。当時はITバブル全盛。多くのIT企業がブースを構えていました。
理系出身ということもあり、ほとんどの友人がIT企業を志望。僕も御多分に洩れずIT企業への志望を決意しました。理由は「なんとなく」「周りに流されて」。
20代 - 迷走 -
特にパソコンが得意なわけでもなければ、プログラミングなんて全く興味がない。「向いてない」と判断した僕は3年目に退職を決断しました。
しかし、ここで問題になったのが、辞める理由はいくらでもあるのに、他に新しい事を始める理由が全く見つからなかったんです。「やりたいことが見つからない」。20代は人生を模索するような日々でした。
パソコンが使える能力を活かそうとデザイン関連の仕事、ECサイト運営などやりましたが、どれも長くは続きませんでした。
5回の転職というのは正社員の数であって、契約社員、派遣社員、アルバイト、日雇いバイト、契約形態問わず色んな仕事をしました。
コンビニ、引越し、テレアポ、居酒屋、変わったもので言えば、排水管清掃、八百屋の配達なんかもしました。
色んな人との出会いや経験があり、全てが無駄だとは思いませんが、残念ながら、やりたいことは見つけられませんでした。
30歳 - IT業界復帰 -
「30歳までに定職に就ければいいか」と思っていた20代はあっという間に過ぎ去り、妻と出会うことになります。
フリーター同然のような生活。付き合い出してもフラフラしている毎日。遂に愛想をつかされました。別れを切り出されそうになったんです。僕は言いました。
「結婚しようか」
僕には覚悟が足りなかった。そう思って告白しました。定職にも就いていない僕と結婚してくれた妻、受け入れてくださった妻のご家族には感謝しかありません。僕が親なら絶対に反対します。
一家の主として、食べていける仕事に就く必要がある。「仕事は食べるための手段」と割り切り、友人の誘いもあってIT業界への復帰を決意しました。
正直初めは苦痛でした。向いてないと判断した仕事を再びやっている自分。ブランクもあって全然理解できない仕事内容。しかし一つだけ気付いた点がありました。
「時間を忘れて仕事している」
他のどの仕事でも得られなかった充実感を得ている自分に気付きました。これも立派な働く理由なんじゃないか。そう思えたんです。
30代 - ステップアップ転職 -
僕はずっと勘違いしていました。仕事の向き不向きは「自分の能力と一致しているかどうか」だけだと考えていたんです。「自分の価値観」という観点もやりたいことの重要な要素の一つなんだと気づくことができました。
それともう一つ、「自分の強み」の活かし方を日々考えていました。能力と一致していない仕事なのは理解していたので、どうすれば自分は生き残れるのか。戦っていけるのか。
IT業界は技術を磨く人は多いですがヒューマンスキルを磨く人は少ないんです。そこに目をつけた僕はこれまでの仕事の経験を活かすことにしました。どんな仕事に就いても「チームで成果を出す」ことを求められてきたため、人と人を繋いで仕事することには少しばかり自信がありました。
具体的には、誰がどんな仕事が得意かを把握して苦手な人がいれば得意な人を紹介しました。仕事の進みが悪い人がいれば進みが良い人にヘルプに入ってもらいました。そして、「あいつに任せればなんとかなる」というポジションを確立しました。
以降も何度か転職を重ね(詳細は省きますが)、これまでとは明らかに違うステップアップのための転職をして、結果として幹部社員になり年収も倍増しました。
40代 - 自己理解との出会い -
子供も少しずつ大きくなり、出産を期に退職していた妻がセカンドキャリアについて考えるようになりました。そして妻が驚きの一言をつぶやきました。
「やりたいことがわからない」
僕と同じ状況。何とかして解決してあげたい。そう思ったのですが、感性だけで生きてきたような人間なのでなかなかうまく説明できません。
そんな時、書籍やTwitterで目にしたのが「自己理解」というものでした。
自己理解
自己理解とは「自分のことを理解し把握すること。客観的に自分を見つめること」。とありました。わかりやすく表現すると「価値観」「強み」「好きなこと」を明確にするということでした。
「これだ!」と思いました。
自己理解という言葉は知りませんでしたが、20年かけて向き合ってきたことはまさに自己理解そのものでした。
「僕や妻と同じように悩んでいる人がいるんじゃないか」「遠回りした人生だけど、遠回りしたからこそ得られた経験を役立てることができるんじゃないか」そんな思いから、Twitterでも自己理解や転職について発信するようになりました。
転職について様々な発信をしていますが、小手先の技術より、何よりも大切なのは自己理解です。長くなりましたが少しでも自己理解の大切さを感じてもらえるよう、経歴を交えて説明させていただきました。
では、自己理解をはじめましょう!!
はじめに
まずはじめに、「やりたいことがわからない」という自分を否定するのを辞めてください。選択肢が多く多様化の時代は恵まれている一方で、「選べない」という状況に陥っている方が非常に多いのです。
「間違えたらどうしよう」「天職と思えない」「一生の仕事にするにはちょっと」。これらの考えは全て「自己理解」が足りていないだけなんです。
タイトルにも記載していますが、本noteには「自己理解入門シート」がついています。興味がある方はぜひ自己理解を体験してみてください。
なぜ自己理解が大切か
僕はLINEで転職相談を受けているのですが、一番多い相談内容が「転職した方がいいでしょうか?」という内容なんです。
なぜこういう相談が多いのか。面接のポイントを教えて欲しいとか、経歴書を添削してほしいとか、たまにそういった相談もありますが、ほとんどの方が転職すること自体に迷っています。
これは自分が歩むべき道であったりゴールが見えていないからなんですよね。例えるなら、地図を持たずに船に乗って目的地がわからない海を彷徨っているような状態です。これは怖い。
地図の例えは目的、目標なんかでよく例えられますが、自己理解にも通ずるものがあると思っています。
目的地へ向かうことが人生の生きがいや幸せを得られることだとすると、以下のようなことを考えないでしょうか。
・どんな航海にしたいのか(価値観)
・船でどんな役割を担うのか(強み)
・どんな船に乗りたいのか(好きなこと)
少々こじつけ感はありますが仕事も本質は同じだと思っています。海を彷徨っている状態で自分の理想となんとなく違う。だから「転職した方がいいでしょうか?」という相談に繋がっているのではないかと個人的に感じています。
だからこそ、皆さんにお伝えしているのが「自己理解」なんです。
自己理解の重要性は十分伝わったかと思いますので、いよいよ自己理解を体験してみましょう!!
体験
自己理解入門シートを以下よりダウンロードしてください。
<準備>
・1人になれる場所で実施してください
・紙と鉛筆を用意してください
(スマホやPCで速く入力できる方はそちらでもOK)
・肩の力を抜いてください
<注意書き>
・なかなか書き進められなくても心配しないでください
・結論を急がないでください
・自己理解は1度やって終わりというものではありません。価値観は日々変わります。定期的に実施することをオススメします。
・何度も言いますが体験です。興味のある方は何度も実施したり、書籍を購入して体系立てて学ぶことをオススメします。
<実施方法>
自己理解入門シートの質問項目にYes/Noで回答してください。
Yesの場合、その内容を記載してください。
Noの場合、空欄でOKです。
よくあるのが、内容を埋められず自己嫌悪に陥るケース。
本体験はYes/Noの選択式なため、無理矢理回答を考える必要はありません。時間を空けて実施すると埋まる場合もありますし、仲の良い友人や家族が埋めてくれる場合もあります。
注意書きにも書きましたが、1度やって終わりではありませんので定期的に実施してみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。価値観、強み、好きなこと。これらを明確にすることで、ぶれない根っこの自分ができあがります。仕事や転職で迷いが生じた時は、根っこにある自分の考えと照らし合わせてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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