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捨てる時代

今日は先輩で元プロ野球選手でコーチとしても活躍された倉野信次さんが地元で開催するセミナーに行ってきました。

倉野信次さんは、様々なところから講演の依頼を受けて全国で講演されています。

毎年、私たちの地元でもいくつかの講演をしていただいています。また、私たちも仲間と一緒になって倉野信次さんに講演をお願いして勉強会を開催していました。

ただ、今回は依頼を受けて講演するのではなく、倉野信次さんが自ら発案し、主催も倉野信次さんの会社が行う野球指導者向けのセミナーとなりました。

野球の指導者が多く参加していましたが、会社経営者なども参加していました。自分の事業に役立てたい。コーチングやティーチングを学びたいという視点からの参加だと思いますし。内容はスポーツ以外にも当てはめることができる内容がたくさんあったと思います。

信次さんは今年は日本の球団を離れアメリカにコーチング修行に行っていましたので、日米野球の比較もとても興味深い物でした。

点を取る野球のアメリカに対して、日本は1点を取りそれを守る野球だと。なので、アメリカ野球では前半でバンドはほとんど見られない。一方、日本は1点とってそれを守る。点を取らせない野球であるため。先制点を取るために前半にバンドをする場面が見られると言ってました。

また、データ重視の野球を徹底するアメリカ野球では、データを解析、活用できないコーチは辞めさせられる。日本はデータを活用よりもコーチの属人的な感性で指導が行われるために人によって評価や指導方法が異なってしまう。などなど、日米野球の比較も興味深い物でした。

そんなセミナーの中で私が一番印象に残った言葉は、「捨てる時代」だという言葉でした。

倉野信次さんは、これからの時代は「捨てる時代」だと、これまではいろんな情報を集めるのが求められたけれども、ネット社会になって多くの情報を誰でも集めることができる時代は、むしろ一旦集めた、集まった情報を捨てることが求められる。

そういう視点からのコーチングが必要だとおっしゃっていました。

そう考えると自分はいろんな情報を捨てずに、特に大事にもしていないのに抱え込んでいるなと感じたところです。

捨てることの大切さ。捨てるということは決して後ろ向きなことではない。自分の未来や社会を切り拓くために必要な言葉なのだと。これから実践していきたいと思っています。

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