見出し画像

次の流行語はソーシャル・ディスタンスで

コロナウイルス関連の報道では横文字が多いと言う指摘があります。

なんでカタカナばかり?

河野太郎防衛大臣もTwitterで書いていて、記事にもなってました。

どうして、なじみの薄い専門用語をそのまま使うのか。専門家会議のメンバーの一人は「それぞれの現象を表すため、普段から使っている」。感染症や疫学の専門家の間では、日常的な用語なのだという。一方、厚生労働省の担当者は「一般的に分かりづらいのは確かだが、日本語で正確な意味を伝えにくく、適切な表現が難しい」と話す。

私は、クラスターというと、マーケティングでいう社会行動の共通したある階層を思い出すし、オーバーシュートと言うとサッカーのオーバヘッドシュートを思い出すし、ロックダウンと言われると、にわかラグビーファンのフリして、ロックがタッチダウンするやつとか、ありもしないことを思い出します。

わかりにくいには理由があって、わかりにくい言葉の方が新しく伝わるからと言う説もあります。

「日本では深刻な危機に直面すると、政府やマスコミが国民にショックを与えそうな言葉を柔らかく言い換える癖がある」

次に来るカタカナはなんだ

その意味で、次に出て来て欲しいと言うか、小池都知事に使って欲しい言葉があります。

ソーシャル・ディスタンスです。

米国では、新型コロナウイルス感染の拡大防止策として、大きく分けて2つの柱がある。一つはトランプ政権が3月中旬に全米に向けて発表した、「ソーシャルディスタンス(他者との距離)」確保に関する行動指針。もう一つは全米の州知事や市町村長が独自に実施している、住民に対する自宅待機命令や外出自粛要請などの行動制限だ。

日本では、マスク、手洗い、うがいなどは守られてますが、このソーシャル・ディスタンスの概念が皆無です。

トランプ政権の行動指針は「6フィート(約183センチ)を目安に他者との距離をとる」「10人以上の集会を避ける」「不要不急の旅行や訪問を控える」「可能な限り自宅で勤務する」「くしゃみや咳(せき)をする場合は(手のひらでなく)肘で口を覆う」などの行為を励行するよう呼びかけるものだ。

他の5つは日本でも言われていますが、最初に出て来た「離れる」と言うことができていません。

米企業では実践されているところもあるみたいです。

国会でもようやく取り組むようです。予算委員会とか、おっさんがみっしりしてましたからね。

海外では、このソーシャル・ディスタンスを呼びかけるために、ロゴを変えた企業広告がありました。

ほめをやアウディ、ワーゲンなどが示しています。

日本企業でも、この動きに賛同したところがありました。

株式会社桐井製作所(本社:東京都千代田区、社長:桐井隆)は、企業ロゴをアレンジし、2020年3月30日からオウンドメディアで公開することで、建築業界への就職活動を行っている学生や建築業界の皆様の新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けた行動を推進しています。

画像1

オリックス球団もやったみたい。

どれくらい取ればいいのか、みんなが訴えてる

距離を取ることだけではどうにもなりませんが、少なくても3密にならない距離は取りましょう。

飛沫は2〜3メートル飛ぶと言われるので、最低でも2メートルは開けておきたいものです。

関ジャニが呼びかけているのが話題のようですね。

WWFも話題になっています。

例えば、ジャイアントパンダならば、人と人との間に一頭置けば大丈夫。世界最大のカメであるオサガメ、それにホッキョクグマ(若いオス)でも同じ結果が得られる。

ポケモンで言うと、カビゴンくらいです。

画像2

欧米では、買い物の列やお昼ご飯を食べる時の食堂などの距離もきちんと取っている報道が多いのに、日本は、通勤列車の中を始め、密接していることが多いですね。

せめて、列になる時は、カビゴンが間にいるつもりで離れてはいかがでしょうか?

ソーシャル・ディスタンスが流行することを願います。

サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。