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メルカリは物を介したコミュニケーションサイトなんだなと思った話

最近、世阿弥を調べていて、その参考になる本を探していて、メルカリを使ったら結構感心したので、今日のネタにしてみます。

さて、先日、世阿弥に関する本を読んだ話を書きました。

この記事、アクセスが伸びないのですが、ジャパネットの元社長高田明さんの世阿弥解説は本当に面白いので、ぜひ、元のお本を読んでいただきたいです。

で、世阿弥関連本をいろいろ探していて、面白そうな本があったのですが、アマゾンでも高いし店頭にはない。

あれ、今安い新品出てるじゃない。

まあいいや。

この本は講演集なのですが、メンバーが豪華。

世阿弥生誕650年を記念し、2年にわたって大槻能楽堂で行われた講演や対談から、世阿弥にかかわるものを採録。世阿弥とその作品について、専門家による最新の知見が盛り込まれた貴重な講演とトーク集。著名文化人の世阿弥観にもふれることのできる、上質の能の手引き書。 

登壇された東大の松岡心平先生の解説で読むしかないなと思ったわけです。

美少年アイドルが、天才少年詩人を兼ねるくらいなら、世間でもそう珍しくないだろう。しかし、その人間が、のちにマルチな演劇人として、つまり第一級の役者として、座長として、演出家として、さらに劇作家として、はたまた演劇評論家として大成したとしたら、それは世界でも稀な現象にちがいない。
そういうことが、日本中世に、世阿弥 (1363~1443) という肉体を通して実現されていたのだ、ということを日本人はもっと誇っていいだろう。
この世阿弥という稀有な多面体に、現在の十二人の知を結集させ挑もうとしているのが、『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』という本である。
本の目次
刊行にあたって (大槻文藏)
「能」に期待する (鈴木忠志)
世阿弥にどう向き合うか (鈴木忠志・観世銕之丞・天野文雄・大槻文藏)
第一部 世阿弥の人と芸術
世阿弥、その生涯 (宮本圭造)
『頼政』をめぐって (宮本圭造・田中貴子)
世阿弥、その作品と芸風 (松岡心平)
『恋重荷』をめぐって (松岡心平・田中貴子)
世阿弥、その理論 (渡邊守章)
『班女』をめぐって (渡邊守章・田中貴子)
世阿弥、その先達と後継者 (大谷節子)
『融』をめぐって (大谷節子・田中貴子)
世阿弥、その環境 (天野文雄)
『井筒』をめぐって (天野文雄・田中貴子)
第二部 世阿弥の能、その魅力
世阿弥と私 (梅原 猛)
『実盛』――世阿弥が確立した「軍体」の能 (馬場あき子)
『松風』――世阿弥が仕上げた「幽玄無上」の能 (天野文雄)
世阿弥の亡霊 (シテ) 演出法 (山折哲雄)
「記念能」を語る (大槻文藏・天野文雄)
能作史年表
本書のもとになった大槻能楽堂自主公演企画一覧
編集をおえて (天野文雄)

元早稲田小劇場の鈴木忠志とか梅原猛とか、山折哲雄とかメンバーが素晴らしい。

それで、この本を買うのにもしやと思ってメルカリを使ってみたわけです。

安くなってないかなと思って。検索してみるとで、メルカリブックスという公式サイトで定価で売っているだけでした。

でも、初めてメルカリのアプリをダウンロードしたらばクーポンがもらえて、それを使えば999円を後から返してくれる。それなら割引きと同じなので買ってみようと思ったわけです。

で、買ってみました。

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ヤマトのネコポスで届きました。

この購入体験で思ったのは、とにかくコミュニケーションを促してくるということです。

買った瞬間から、メルカリからメールが届き、アクションをするように促されます。購入相手が何か書くと、それへの返事を書くようにまたメルカリからメールがきます。そして返事を書くと、向こうがまた何か書く(きっと促されるのでしょう)、それにまた何かアクションするように促される。

この繰り返し。

そして、商品を受け取れば、出品者の評価をするように言われ、書き込んだことで、多分、購入者も出品者から評価されるのでしょう。

この評価というのが、メルカリにおいて一番重要なポイントなのだと思いました。場を荒らすような、メルカリに相応しくない出品者や購入者を排除するには、メルカリ側からは評価ポイントで判断するしかないのではないかと思います。。

今回初めてメルカリを使ったので、初期のメルカリがどういうものだったかはわかりませんが、これまでにメルカリについては、なんども出品者の不正、購入者の不正に関する記事を見ました。当然、改善を目指すわけですが、そのときに、性善説でいくのか、性悪説でいくのかで方法は変わります。メルカリは、性善説をとったのだと感じました。

性善説で誰でも利用できる入り口の広さをキープしつつ、銀行口座登録や本人認証で個人を特定して信用を担保する、その上でコミュニケーションの細やかさをもとに評価し、さらに信用度を増していく。

基本的にフリーマーケットは性善説でしか成り立たないマーケットです。相手を信用して、中古品を売買する。買う側は商品がまともであることを信用し、売る側はちゃんと支払われることを信用する。それを間に立って保証するのが、事業者である、ということになります。

そのためにコミュニケーションを指標にするのは、SNS時代の評価ポイントとして適しているのではないでしょうか。信用ポイントが貨幣代わりに通貨として使われるようになっていく時代も来るかもしれないと言われる中で、メルカリのポイントは、コミュニケーションなのかもしれません。

そして、メルカリでものを売買するのは、単に欲しいものがあるから、というのではなく、その中でコミュニケーションし、信用ポイントの代わりにメルカリポイントをやり取りすることなのではないでしょうか。

信用する相手をフォローしたり、商品購入時に一言つけたりすることで、商品を中心にサークルができていき、仲間意識が生まれ、情報とものを共有するコミュニケーションサイト。それがメルカリなのかもしれないと思った次第です。

次は、何か売ってみようとおもいます。

それには、これを読まないとダメかな。コグレさんだし。

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