とにかく感染しないことを優先しよう

今朝は、各新聞、各テレビ、ほとんどが岡江久美子さんの新型コロナウイルス感染による死を報じていました。

所属事務所によりますと、岡江さんは今月3日に発熱したあと6日朝に病状が急変して緊急入院し、その後のPCR検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
その後も集中治療を受けていましたが、23日午前5時20分、肺炎のため亡くなったということです。
63歳でした。

岡江久美子さんの訃報から学ぶこと

志村けんさんの時と違い、事前の入院情報がなかったことも驚きをいやました感があります。

そして、熱だけで相談すると、とりあえず自宅でと言われるけど、あっという間に重病化するこの病の恐ろしさを感じることになりました。

岡江さんには乳がん治療中とか心臓にも持病がとか、あと情報が出ていますが、それ、最初の相談の時に伝わってなかったんですかね、と思ってしまいます。熱が出て3日で緊急入院と言うのは、あまりにも急転直下です。

岡江さんの件に絡めて、がんとの関係を専門医が書いてました。

がん患者さん全員が同じように高いリスクがあるとは言い切れませんので、その点は誤解をされないでいただきたいと思います。

この点を踏まえた上で、大須賀先生は強調されます。

主治医から「免疫低下があるので、感染に注意をしてください」と言われているような方は高いリスクにある方と言えるかと思いますので、一層の注意を要します。また、がん患者さんは新型コロナの重症化リスクが高いと言われる60歳を超えている方や、他の持病を持つ方も多いため、基本的に注意をする必要があるのはもっともです。

医療現場でトリアージが始まらないように

そして、今後怖いのは、がん治療を延期するとか、医療現場での治療の優先順位に応じた選択(トリアージ)が始まることです。

癌については、とにかく大須賀先生の記事を読んでいただきたいです。

そしてnote上で始まっているコロナ専門家の連載でも、すでに、この点に触れています。

このまま状況が悪化すれば、命を救える可能性が高い患者さんを優先して集中治療室、人工呼吸器、ECMOなどを使用し、可能性が低い患者さんの治療を後回しにしなければなりません。こうした考え方は、トリアージと呼ばれます。

これは、選択される側(患者)や選択を受け入れる側(患者の家族)はもちろんですが、選択する側(医療従事者)にも大変辛い選択です。トラウマになる方もいるそうです。

そうならないように、今、感染者の数を減らそうと、3密とか、Stay Homeとか言っているわけです。

軽症だからと言って軽んじられない

岡江さんの訃報とともに、驚きを持って迎えられたのは埼玉の方の死亡でした。

新型コロナウイルスに感染し、自宅待機中だった埼玉県内の50代の男性が死亡した問題で、埼玉県は死亡の前日、男性が保健師に対し、体調の悪化を訴えていたことを明らかにしました。県は、男性の症状に緊急性が認められなかったためすぐに入院させる措置は取らなかったとしています。

驚きは二つの点があり、一つは軽症で自宅治療中だったこと、もう一つは50代だと言うこと。

記者会見でもその点を説明していました。

「定期的に連絡を取り情報の把握をしていたが、緊急性は認められず、急変の兆候は見られなかった」として、その日は入院させず翌日入院してもらう予定だったと説明しました。

具合が悪くなると、坂道を転げ落ちるように一気に悪くなる新型コロナウイルス感染の特徴を物語っています。

自宅療養者の確認は行われているようですが、総数の把握までには至っていないようで、そう言うところの抜けが、こうした事故とも言うべき死につながっているんだと思わざるを得ません。

菅官房長官は、午前の記者会見で、軽症だとして自宅待機中だった埼玉県の男性が死亡したことに関連して「自宅で療養している人の数は現時点では把握しておらず、今後把握していく。それぞれの県でも基本的にホテルを用意しているので、軽症者はホテルに入ってもらうという方向であることも聞いている」と述べました。

目配りが足りない感染者対策

しかも、こうした自宅での感染死は、これが初めではありません。

三重県では初めての死亡も確認されています。亡くなったのは四日市市の50代の男性で、4月7日に発熱があり医療機関を受診。その後、自宅で療養を続けていましたが、15日になって意識のない状態で家族に発見されました。

この記事ではもう一つ何気なく恐ろしいことが書いてあります。

岐阜県で死亡が確認されたのは岐阜市内に住む80代の女性で、4月10日肺炎と診断され入院し、12日に陽性と判定されていました。
女性に基礎疾患はなく人工呼吸器もつけていませんでしたが、16日症状が悪化し、亡くなったということです。

この方も一気に悪くなったと言うことでしょう。

重症者を救うのが優先だとは思いますが、患者全般への対応をどうするかと言う目配りが、厚労省の対策として足りていないように感じます。

自衛しないとね

では、自衛するためにどうするか

微熱やせき等の風邪の症状がある時、まずはご自宅でしばらく様子をみましょう。ご自宅で安静にして、体の回復を待ちましょう。
持病がない64歳以下の方は、風邪の症状や37.5℃以上の発熱でも4日間はご自宅で、回復を待つようにしてください。

この、コロナ対策班の指示に対する懸念が、今日のテレビあたりでも出ていましたが、そうは言っても一人一人違いますから、そこは自分で考えて対応しないといけないのではないかと思います。

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自分の身体のことは、自分で責任持つしかないのですが、だからと言って、聞いてくれないからと医療従事者に食ってかかったり、コールセンターで罵倒したりするのはやめたいものです。

その元気があれば、多分大丈夫です。

話をするのもだるいくらいの倦怠感が一つの目安かもしれません。

急変する病だと言うことを念頭に置いて

いずれにしても、志村さんもICUに入ってから一気になくなりましたし、岡江さんも具合が悪くなってから急変してます。

自宅で亡くなる方もでています。

4日と言わず、毎日チェックして、兆候が出たらすぐに病院に行きたいものです。でも、その病院で拒否されるとどうしようもないわけですけどね。

だから、かからないのが最善なわけです。

緊急事態宣言で指定された7都府県にお住まいの方は、 # 3密回避と接触8割減と外出1回 を、
それ以外の40道府県にお住まいの方は、3密を避けることを守っていれば、普通の生活で感染するリスクは低い状態です。

とにかく感染しないことを目指して、じっとしています。


サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。