勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし:野村克也さんの名言
野村克也さんが亡くなりました。84歳。虚血性心不全だそうです。
先日書いた、金田正一さんのお別れ会の席上で野村さんが車椅子ながら、まだお元気そうだったので、訃報にはとても驚きました。
野村さんの記録もまた金田さん同様素晴らしいのですが、選手としては数々のパリーグ記録で歴代2位というのを持つ(オフィシャルサイト)のですがなんと言っても戦後初の三冠王。
そして、監督としても4球団に渡って1500勝及び1500敗という方は他にいません。選手と監督両方で3000試合以上というのも唯一です。
私にとっては、野村さんというと選手時代には巨人と日本シリーズで戦う強い南海の象徴でしたが、それよりもヤクルトや楽天での監督のイメージが強い方です。阪神時代はなんかハマってなかったなあ。
ぼやきの名人として、数々の名言がある方ですが、一番好きなのは、タイトルに書いた「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」でしょうか。
私は麻雀が好きでよくやるのですが、なんか勝っちゃったということはありますが、負けるのは、あそこで無理したからとか、あんなリーチしたからとか、必ず原因があります。
その時に、この言葉を思い出すのです。
記事も多いです。
野村さんといえば、王・長島に対して、「俺は月見草」と言ったのが有名ですが、これは、600号本塁打を後楽園球場で記録した時のインタビューで言ったんだそうですね。1ヶ月も考えていたらしいです。
野球解説でも革命的な野村スコープというのがありました。
配球の予想を画面上に出すというのは画期的でした。
I D野球と言われ、多くの著作があるのですが、こんな本も出していたとわ。
奥様のサッチーこと沙知代夫人とのコンビはテレビでも人気でした。
その奥様をなくしてから弱ったと言われてましたね。
それにしても著書が多い。
アマゾンに何冊あるんだろう。
南海時代に阪神から来た江夏をリリーフ専門ピッチャーいわゆる抑えの切り札にして、リリーフピッチャーに注目を集め、その地位を向上させたり、トレードで取った往年の選手を復活させ野村再生工場と呼ばれたり、薫陶を受けた選手たちが今やコーチと監督で日本野球を支えているなど、野球界への貢献も大きい方でした。
それだけに、今日のスポニチは延べ9ページにわたって野村さんの思い出を語る多方面からの数々の声が載っていました。すごいことです。
ご冥福をお祈りいたします。
サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。